歯で気付こう

児童虐待:「歯で気付こう」三重県歯科医師会の訴え奏功

歯で虐待に気付こう--。三重県歯科医師会と同県がネグレクト(育児放棄)などの虐待を受けている児童に虫歯が多いことなどを歯科医たちに伝え、検診時の対応マニュアルなどを配布したところ、歯科医の関心が高まって実際に通報するケースが増えてきたことが分かった。同会と県がこのほど津市で開いた「日本子ども虐待防止学会」で報告した。歯科医の意識向上が児童虐待の早期発見につながることを示す例として注目される。

「検診でネグレクトの疑いを持ったことがある」と回答した歯科医師は4割にのぼるとのこと。虐待を受けた児童の虫歯経験率は通常の1.5倍、処置率は約1/4。ということは、「むし歯になるけど歯科医院につれていってもらえない」わけです。

もっと踏み込むなら、「歯の磨き方」を教わっていないかもしれないし、食べ物もどうかなぁと。

こどもは「自分の歯を守れない」というより命の意識をもっていないと思う。だから「教わる」のじゃなく「からだと歯」を体感してほしい。こどもの「命」を脅かす存在を絶対許さない。