手術に絶対不可欠な人を失うという事態

けっこうシリアスな状態では。

土屋院長によると、退職の主な理由は、待遇の良い民間病院や都立・県立病院への転籍だ。同病院の職員は国家公務員で、30代の中堅医師の場合、給与は年間700~800万円程度。一方、都立や県立病院は1000万円台、民間病院なら1000万円半ばから数千万円になるという。

via: 国立がんセンター:麻酔医が相次ぎ退職 手術にも支障 – 毎日jp

金銭の問題じゃなくモチベーションや環境とか指摘する人もいるけど、「指摘し合ってる」ゆとりもない事態を迎えているよう。

昨年から今年にかけて麻酔と何回か縁があった。手術する人にフォーカスをあてるけど、その前があるし、さらに医師以外の人々の助けも必要だと。失ったときに気づく。気づけたことが幸いかも。気づかないまま手の施しようがなくなる場合も。麻酔医の不足、皮肉な話。「痛み」を和らげる。その人はいない。でも、医療を受ける人々は「麻酔」にかかったままかも。