疎通

2009.10.02 曇り雨

07:05起床。昨晩の一杯機嫌のおかげかぐっすり眠れた。朝は雨があがっていた。昼前あたりから雨脚が激しく。ラジオの道路交通情報は速度規制を伝える。起床の時刻は変動するけど、午前中のワークフローリズムは落ち着いてきた。

午前中、O先生へメール。引き続き、プリント出力のページづくり。続いて、S社のページづくり。いよいよ会計へ。鬼門。さてどう制作するか。頭痛。でも、これが醍醐味。設計から制作まで。ただし、コンテンツが自分の側にない。そこが自分の弱点。コンテンツの質量をある程度提供してもらえないと制作できない。

15:49の新快速で大阪へ。パソコン工房で500GB(ATA)を購入。これで、FreeBSDのSCSI(18GB, system)、ATA×2(500GB, data)でファイルサーバを構築できそう。6,980円。すごい時代になった。でも、SATAへ移行するとコストパフォーマンスはさらに高い。

19:00にM先生の医院に到着。スタッフの方々と個人面談。19:20頃スタートして20:45分。大幅に時間が延長してしまった。申し訳なく思う。まだまだ聴き足りない。白紙の状態から開始。もっと掘り下げたい。昔は質問を用意した。今はしない。臨機応変を心がける。場に飛び出す言葉と行動を大切に。本人が無意識に口にした言動は他者を反応させる、ということを本人に認識してもらいたいと切望。それがメタ構造の扉だと感じる。自己参照能力の向上を支援すること。それが自分の仕事だと自覚。集中と緊張感。一期一会。現場はコミュニケーションしているか? 第三者という異常なパラメータが入力されたとき、疎通の困難が表出する。

22:00頃、ちょうど京都へ到着したときF先生から入電。帰宅後、Skypeでrendez-vous。プリンタ設定のやりとり。最初に確認する技術的要素をスルーしていたため少し手間取った。私のミス。設定完了。でも、改めてSkypeの有意を確認していただけたと実感。ステキだ。時空が心理的に縮小された。

『世界は分けてもわからない (講談社現代新書)』 福岡伸一 を読む。事象を物語で紡げば理解できる。ただし、物語を理解しただけであり、事象を構成する科学と技術を理解したと断定できない。ならば、物語を紡げなければ人を説得できないと想定できまいか。科学と技術の知見を広めたとき、物語の背景が前景化されあたかも自分は演出家になったような錯覚。物語を眺める観客から演出家の視点へ。事象を構成する要素を科学と技術に仕訳し、その仕訳した要素を組み合わせ物語を紡ぐ。言語の獲得。そして、もう一度、物語を解体する。何が。哲学が解体する。ただし、倫理はどこに関与するのか自分の愚かな頭をもってして考えることすらできない。わからない。自分のカテゴリに倫理はない。だから恐れている。