diary

最適

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2010.02.22 晴れ

平成22年2月22日。前回は平成11年1月11日。次は平成23年4月5日。自分が起きる頃、各駅で行列を作っているかなと想像していた。甘い見通しかも。マニアなら前日、あるいは前々日から並んでいるかな。

午前中、確定申告の仕上げ。入力と印刷、製本。決算書の数字を見て目をギュッとつぶってしまった。見たくない。でも見なければならない。目の前の数字を平均と比較してしまう。嘆息(笑)

昼から提出。税務署まで徒歩35分。空いていた。3月の第1週あたりから混むのかな。それともギリギリか。平成22年2月22日のスタンプを貰う。

帰りは浜大津の商店街を歩く。一軒の本屋。今まで何度も前を通っていたのに、今日は思わず立ち止まった。外から見える本棚。並ぶ岩波文庫。その量にビックリ。自分の意識より先に足が本屋へ。昔からある本屋さん。たぶん、大学や高校の教科書を受注しているのだろう。官報がバックナンバーまであった。岩波文庫のラインナップに目がくらむ。これだけ揃っていればひょっとしてエマソンがあるかもと期待を膨らませつつ探す。残念ながらなかった。でも、大阪駅の紀伊国屋よりも多い。『コモン・センス 他三篇』 トーマス ペイン を購入。あと、『青春と読書』, 『COURRiER Japon 2010年 03月号』 を購入。

本を選んでいると一人の女性が入ってきた。常連客みたいだ。地図の在庫を訊ねる。専門分野の地図らしい。あいにく置いてなかった。店主は電話をかけはじめる。何件も。出版社? 卸? 5件目ぐらいか、女性がお手数をおかけしてと恐縮したら、「これが仕事」と店主は歯切れの良い口調で笑った。結局、どこの業者も在庫を持っていないらしく、女性が店を出ようとしたとき、店主は「○○の書店へ行ってみて」と伝えた。

女性客の姿が消えると、店主は○○の書店へ電話して、そちらへ女性客が伺うかもしれないと伝言。その電話を切ると、また電話をかけはじめる。別の用件かと思い耳をそばだてると、また地図の在庫を問い合わせた。自分が精算するときも問い合わせていた。ファンになった。

森博嗣先生の 『スカイ・クロラ』 シリーズには、「最適な健闘を」という台詞がときおり現れる。とても好きな台詞だ。虜になった。なぜなら、最適の意味を考え続けなければならないと感じたからだ。

どうして「最適」なのだろう。最善という単語。最善を尽くす、と言う。自分の行為について可能性のある中から最もよい状態を発揮する、といった意味で使われる。最大限の能力を発揮する、あるいはできる限り良い手立てを行うと表現する。

でも、最適は異なる。特に相手と自分の間で成立する行為である場合、最適は変化する。極端な場面を想定する。大学院生が専門用語を使って研究を解説する。その相手が小学生なら最適と表現できない。大学院生は最善を尽くして説明したとしても。この反対の事例もある。自分は最善を尽くして説明したとしても、相手にとって不足であり最適ではない場面がある。

相手と自分の間で成立する行為である場合、最適は相手と場によって変化する。自分の能力を抑制した場面、あるいは自分の能力を超えた次元を求められる機会、いついかなる場であっても最善を尽くせば最適が維持されるわけじゃない、と自分は思う。

最適と最善。相関関係と全貌を理解していない。今の自分の感覚を備忘しておく。

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