diary

抱懐

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2010.04.13 曇り

三井寺の事務所付近を散歩していると、鶯の谷渡りが聞こえてきた。先月、自宅の付近で啼いていた鶯は練習中だった。東海自然歩道が近くにあり、とても静かな場所なので、谷渡りが響く。風が少し強く、桜の花は自然界に存在する基本的な力を示してくれた。

今日も終日アルバイト。夜、終了。我ながら手際がよくなった。取引の癖や習慣を把握してきた証左。

夕方、イオンへ行く。イオンの掲示板へ目を通す。自分の想像力が乏しく、視点が狭いと再認識。掲示板に貼られた数々の苦情は、重箱の隅から概念の指摘まで幅広い。その時、その場所で、その人だけに向けられた行動が感情を起動させ、苦情の紙に怒りをぶつける。全体の80%はその苦情。15%は、陳列や品揃え、あるいは危険な場所の指摘など、現場の構造的欠陥を指摘。そして、のこりの5%は誰かを褒める。イオンにすればたまったものじゃないと思いきや、返答を読むと、そうでもないらしい。文書作成ソフトで返答の雛形を作成して、苦情の内容に応じて雛形の数カ所を変更している。上手くあしらっている。

『変な給食』 幕内 秀夫 [to Amazon] がおもしろい。極端な給食を掲載していると思うんだけど、写真とキャッチコピーを読むと笑った。でも、充分な衝撃を与える。びっくり。自分の頃の給食よりおいしそうだ。確かに。ただ、極端なメニューは、物質的な豊かさを象徴した給食。高カロリー、高脂肪、砂糖漬け。給食費削減と地元の利権に配慮したメニュー。大人の事情が色濃く反映されている。

食への興味、安全や安心の階層を超えた関心は、バランスを失うと信仰の対象になる。そういった方々が親になって、子供が食べる食品を見たとき、ショックを受けるし、何より行動させると思う。

社会が子供を守る、としたら、まずこの給食のメニューを何とかすべきと憤慨する人がいると推測できるし、あの衝撃的な写真は啓蒙と警告のシグナルを埋め込んだデフォルメなんだなって。

幕内先生によると、講演依頼が多い業種の第3位は、歯科医からだそうだ。えっ、なぜ?

人間ドックの検査結果を見たとき、自分の食生活をどこへ相談したらよいの? が第一の感想。内科? そんな時間をとってくれる? 栄養士の先生? どこ? 予防や生活習慣の記号は、あちこちに陳列してある。ありがたい。街中や医療機関、検索すれば必要な情報へたどり着く。でも、そこから先のパンくずはない。ひょっとすると、食や栄養、噛むことい関心が高くても、相談の仕方を知らない人々が多いのかもしれないなぁ。

食、とか、敷衍すると、信仰の対象になりやすいテーマは、賛否の両極を読まないとバランスを保持できそうにないな。たとえば、『死とは何か さて死んだのは誰なのか』 池田 晶子 [to Amazon] は、医者を痛烈に批判している。池田晶子先生を一知半解な知識と揶揄するのもアリだし、真摯に受け止めるのもアリ。自分はというと、同じ方向から同調するための読書もよいし心地よい。ただ、まったく異なる方向から極端な論理を展開する文章を読むトレーニングも必要。とても苦痛だけどね。

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