diary

正義

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2010.05.25 晴れのち雨

1人生活3日目。最終日。ワクワクしたせいか、05:40頃に起動。頭のアイコンが整理されるまでボォっと。クロノスを聴きながら朝食。洗濯。一仕事して09:00すぎに出発。

09:30 京都駅でH氏と打ち合わせ。歯科医院の先生方の相談に乗っているスタイルを評価してくださった。感謝。歯科医院のコンサルタントをやっているわけじゃなく、自分は、先生の思考と行動の交通整理役と認識している。H氏が指摘くださったように、そんな役割でフィーを請求しにくい。確かにしにくいなぁ。なので、何か請求しやすい形に変換して提示しなくちゃならない。それ以前にそんな役割を求めるニーズは少ないもの。まぁ、マイナ路線をまっしぐらですね。

歯科医院のコンサルタントをやっている人はたくさんいて、検索すれば第一線の人がヒットするし、”お客様の声”も掲載されている。万事OK、増収増益の声多しから察するとみなさん辣腕をふるっていらっしゃる。点数の請求や人事、経営計画、財務などなどの専門的知識と高度な実務経験がないので、自分はその方々と同じ土俵に立てばフッっと一息で成層圏を突破してしまう。

11:30終了。書店で 『これからの「正義」の話をしよう――いまを生き延びるための哲学』 マイケル・サンデル, Michael J. Sandel を購入。Amazonで2-4週間の表示がされたのでリアル書店で。Amazonの人文・思想で1位。ネットではホットエントリみたい。NHKで放映中のハーバード白熱教室は視ていない。政治哲学の専門家が語るJUSTICE。倫理。道徳。第一章を読み始めてワクワク。かなりおもしろそうな予感。哲学を理解できる一瞬が自分へ訪れても、倫理を理解できる一瞬は一瞬たりとも自分へ訪れない。倫理はまったくわからない。だから倫理を解きほぐそうとする人と出会うと副腎の髄質ホルモンが大量に分泌される。思考回路をどんなふうに設計すれば、倫理なんて構築物を脳内で建築できるんだろうって不思議でしょうがない。畏敬。

同時に 『万物理論』 グレッグ・イーガン 読み始める。哲学・倫理とハードSF。頭の中でリンク。万物理論の端々に登場するギミックがちょっぴりありうるなぁって感じられて。有料広告が表示されるTシャツってとてもおもしろい。素材はナニ? 製造技術は? ナノチップをインプラント? ディスプレイは有機ELディスプレイ? あるいはディスプレイはいらない? などなど。

先日、読み終えた 『あなたの人生の物語』 テッド・チャン もとてもおもしろかった。今年読んだ文庫本のなかで一番おもしろかった。現存の人類が認識する時系列の時間意識と全く異なる時間意識と言語を持つ宇宙人とのコミュニケーション。解読を命じられる主人公の彼女。読み始めたとき、彼女が「あなた」に語る物語が未来形で記述されたエピソードに出会うと現存の人類である読者は戸惑う。過去形と現在形と未来形がランダムに記述される。その戸惑いにガマンしながら読んでいくと、あなたの人生の物語全体のプロットが”メタ”認知をはるかにメタして、時間と言語の可能性を描き出す。言語の認識が時間意識の根源とリンクしている。生まれつき言語をもたない人間が思考する時、何を使うのだろう。

瀬名秀明先生の書評を拝借ー “宇宙人の言語は独特だった。彼らはひとつの文章を現代アートのように二次元の一筆書きで表すのだ。私たち人類は単語を区切り直線的に文字列を連ねてゆく。この宇宙人のように名詞も動詞も副詞も一枚の紙の上に、まるで最初から構図が決まっているかの如(ごと)く描き出す知性体がいたら、彼らはどんな思考体系を持つだろう。

想像力と云うけれど言葉で想像してしまいがちだ。ここ数年、映像的想像力を鍛えたいのでできるだけ”映像的”を意識する。発見があった。映像的想像力と言語的想像力の一致は難しい。言葉で想像したり考えている時にはあんまり想像しなかった発見。

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