悪態

2010.05.28 晴れ

iPad発売日。各地で徹夜組がいるとか。電子書籍サービスがいっせいにプレスリリース。『万物理論』 グレッグ・イーガン [to Amazon] で使われているノートパッドはiPadのようなイメージかな。あと、10年もすれば、もう一回りほど小さくなって薄くなって、高性能化、認証や決済などワンストップサービスのデバイスになるんじゃないかしら。無線LANが進歩していれば、朝、「明日、プレゼンするからTwitterに関するあらゆるデータを収集しておいて」ってiPadに伝えておくと、自動で情報収集して、データベース化し、ファイリングしてくれそうな予感。

午前中、F社の制作。ページ制作のテキストは難しい。運用者は物事を順序立てて説明したい。すると長文でやや冗長になりかねない。ユーザは要点を知りたい。商品やサービスの説明は簡潔がよいかも。雑誌を読む時を思い出すと、見出しとリード文の役割を再確認。ウェブでも同じ役割を担うはず。もう一度、見出しとリード文、そして簡潔な記述を意識してページを見直そう。

午後から、M社のページ制作。M社のアクセス数も多い。だけど、ユーザは迷っているような印象。ナビゲーションやUIの問題もあると思うけど、コンテンツのズレもあるかもしれない。うーん。

19:00 M先生のミーティングに参加。その前に紀伊国屋で『反哲学入門 (新潮文庫)』 木田 元 [to Amazon]『デザイン思考が世界を変える―イノベーションを導く新しい考え方 (ハヤカワ新書juice)』 ティム ブラウン [to Amazon] を購入。後者はIDEO関連の本。自分が行動観察のバイブルにしてる 『発想する会社! ― 世界最高のデザイン・ファームIDEOに学ぶイノベーションの技法』 トム・ケリー, Tom Kelley, ジョナサン・リットマン, Jonathan Littman [to Amazon]『イノベーションの達人!―発想する会社をつくる10の人材』 トム ケリー, ジョナサン リットマン [to Amazon] に続いて3冊目。とても楽しみ。

京極夏彦先生の 『死ねばいいのに』 京極 夏彦 [to Amazon] の電子版がiPhoneから購入できるようになった。700円。よい感じ。あと 『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら』 岩崎 夏海 [to Amazon] も読める。期待させる滑り出し。

ミーティングは 来週の10周年記念行事の最終確認。毎週、M先生のミーティングに参加するようになって、自分は変化したなぁと思う。感謝。それと、たとえ週1回とはいえ、ミーティングで現場の一端を垣間見られると、問題を相談されたとき、思考を整理しやすい。時間と距離と空間を痛感。3つの要素が離れると、話を伺っても、それは「話」だけであって躰が伴わない。正直、わからない。現場で何が起きているのかわかりようがないから、机上の空論を解決しているような気分。

来週、結果はどうであれ、スタッフのみなさんにとって、とても大切な時間と場所をすごされることを期待。自分も参加する。自分がクライアントの記念行事に参加すること自体、行動が変わった。事前準備を支援しても、当日参加しないケースがほとんどだった。

職安のボードを見ると就職は以前厳しい。滋賀県の場合、大阪や京都と比べて求職者の人数は少なくても求人のパイが少ないから状況は厳しい。年齢制限や職種、滋賀県ならでは車の運転有無などなど。景気、不景気以前に成長を期待できない心理的要因が大なような気がして、その心理的圧迫が政治の批判へ向かっているのかなぁと思う。政治に期待するのもわからないでもないけれど、職探しは自分だからね。