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2010.06.01 晴れ夕方曇り

晴れの日が続く。3-5月は全体的に寒暖の差が激しく雨の多い天候不順の春だったとの発表。北日本や東日本日本海側で日照時間が平年の8割を下回り1946年の統計開始以来最も日照時間が少なくなった。西日本太平洋側全体でも統計開始以来最も降水量が多かったとの由。納得。

夜までアルバイト。資料と格闘。前日の45%進捗から100%完了。後半の追い上げにビックリ。スムーズだった。その後、深夜までF社のアクセスリポート解析。アクセス解析にもっと時間を費やしたいが、費用対効果の問題があるし、自分が専門家じゃないって逃げ口上を抱えているので悩ましい。アクセスログの解析はもっと悩ましい。ログは自分が制作したサイトをダメだししてくれるので、凹ながら冷静に分析。

それにしてもブラウザと画面解像度は混沌だな。Googleは新入社員にWindowsの使用を禁止するとの記事を読んだ。OSはAppleかLinuxを使えとのことらしい。Chrome OSが用意されたらそれがデフォルトになるのかもしれないけれど。で、自分のPCにWindowsを使いたい場合、CIOの許可が必要だとか。

IE6のシェアが欧米で5%を切った。そらそうだろって思う。英語圏で影響力の大きいWebサービスは順次IE6のサポートを打ち切ってる。シェアのトップはIE8,7、2位はFirefox 3.6x、Google Chrome 4.0のシェアもわずかながら顔を出し始めたし。

ところが、アジアのIE6のシェアはなんと20.8%! 何でよ? 憤怒。でも、納得。ブラウザが混沌って書いたのはまさにそれ。今でもIE6でアクセスするユーザが多数いらっしゃる。マイッタ。これはXPのIE6からIE7や8へ更新していないと判断するのか、あるいはセキュリティパッチの”自動更新”を切っているのか。もし、自動更新を切っているなら、そんなPCは危なっかしくて使えないと思うだけど。

画面解像度も混沌。4,5年前ぐらいだったか、1024×768が5割以上だった。今は3割以下、そして1280×系が3割を超える。でも残りは1920×系から1280×系まで雨後の筍みたいなグラフ。で、今の液晶は20inch以上、フルHDが標準になりつつあるから1920×系に合わせると、今度は、iPhoneやiPad、Androidなんかの解像度を想定したウェブの紙面作りを設計しなくちゃいけない。それにビジネスの現場はノートPCが多い。ノートPCの画面が1920×系なんてマイナもマイナ。

ただ画面解像度は、あんまり気にしていない。WordPressで制作してしまえば、デバイス別に画面表示を簡単に切り替えられる。でも、ブラウザは違う。ほんとIE6は消えて欲しい。CSSやJSでハックしたらよいけど、IE6のためだけに余計な数行挟み込みたくない。

でも、こういったテクニカルな問題よりウェブの表現方法を変えることを考えなければって思う。iPadや類似のデバイスが登場して強く思う。なんだろ、Webでも、雑誌のようなレイアウトや表現を取り入れなければって。

検索との親和性の問題は残るけれど、ウェブだから「1280×系の画面」って勝手に規定して、詰め込むだけ情報を詰め込むって発想を捨てるのも一考だ。「余白とテキストと映像」の魅力を再考したい。