14%

2010.06.08 晴れ

今日は一日祈っていた。吉報を待っていた。午後、吉報が届いた。よかった。また、半年ほどは安心していられる。自宅前の超高層マンションの花壇は紫陽花を植えている。その紫陽花たちの成長はいろいろ。陽がもっともよく当たる紫陽花は、一番はやく一番大きくなっているような感じ。

午前中、F社のページ制作。午後からまとまった時間を確保できたので、DBの続きにとりかかる。FileMaker + iPad + Mac OS Xでシステムを構築できないのかなぁと思う。大手が作るパッケージ化された診療システムは便利なんだけど、使わない機能が多かったりカスタマイズすると結構な金額を支払わなければならなかったりで、どうも中途半端。とはいえ、自前もデメリットはあるので、よく吟味しなくちゃいけないと思うけど、やっぱり自前好きな性格だから作ってみたい気も。ふむ。

以前、Twitterで「携帯」の数字を視てビックリした。ニコニコ動画のユーザ動向をTwitterで紹介してくださっていたところ、ニコニコのプレミアム会員(有料)のうち、「携帯だけでアクセスするユーザ」がなんと約14%もいるらしい。正直、おどろいた。おそらく、というかログ解析の数字だから、14%はガラケーだと思う。ガラケーだけでニコ動を視るなんてってビックリ。

ガラケーとスマートフォンとiPad(あるいは類似端末)、この3つのシェアが増えていくようなら、ウェブサイトそのものの立ち位置を見直さなきゃならない運営者も出てくるんでは。例えば、10代・20代をターゲットにしているサイトが、PCサイト中心の運営だったら、弓道の弓が的をはずすんじゃなくて、届いていないわけで。

例えば、『Wired』誌は、iPad雑誌アプリを発表して、24時間で2万4,000部を売った。iPad雑誌アプリが出そろっていない現況を考慮すると、今後、もう少し数字は厳しくなるかもしれない。でも、Wired誌は、「紙の雑誌」をそのまま「iPad雑誌」として売り出してない。iPad用へコンテンツを再設計してる。そんなアプローチがガラケーやスマートフォン、iPadに求められるのかな。

80万人のユーザが料金を支払って、さらに14%のユーザは携帯だけで視聴してる。残りのユーザ(自分が含まれる)は無料会員で通信量を喰っている。そういえば、孫さんが、ソフトバンクの通信量の50%を2%のユーザが占めていることが悩ましいとTwitterでつぶやいてた。2%(おそらくiPhoneユーザだと思う)のユーザが50%の通信量を占有して、残りの98%が50%を使ってる。

ホント、通信がユビキタスになったライフスタイルは、どんどん変化していくのを目の当たりにしてるな。

『これからの「正義」の話をしよう――いまを生き延びるための哲学』 マイケル・サンデル, Michael J. Sandel『反哲学入門』 木田 元 を読了。両方、とてもおもしろかった。特にサンデル教授の「正義」はとてもおもしろく、英語版がYouTubeで公開されているので視聴したくなった。日本語版はNHKが放映してる。翻訳しなくちゃいけないのは重々承知してるんだけど、パブリックに公開されているコンテンツを日本語版は制約される、という点は、まだもう数十年ぐらい続くのだろう。ハンデまででないにしろ、英語を理解できれば、独学の幅は広がる。スタンフォード大学がiTunesで講義内容を公開しているのも視聴できる。

環境はどんどん便利になって、勉強する気さえあれば、自分なりの学問の楽しみ方ができるようになりつつあるなぁって思う。