diary

相続

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2010.07.20 晴れ

琵琶湖の水位はプラスからマイナスへ。 これから先は減っていく。-100cmになるわけないのにどんどん減っていくのじゃないかと錯覚させるような酷暑。警戒水位は-50cm。数年前、一度+60cm超の琵琶湖を見た。深刻な水不足の”-“は日常の琵琶湖からかけ離れているが、”+60cm”の琵琶湖は少しコワイ。湖面がうねって襲ってきそう。+60cmって体積に換算したらどれぐらいで何トンだろうって当時計算したのにもう忘れた。情けない。

連休中に構想していたF社のサイトマップとコンセプトを午前からまとめはじめる。夕方にリポートを書き終えてPDFに変換してからH氏へメール。サイトマップと文章は簡単に書ける。手を動かせばよい。問題は構想。構想が難しい。何をどのように考えるか。設計図を書くまでが長い。

ウェブサイトは運営者の意図を精確に伝えなければならあい。伝えるは難しい。コンテンツに対して運営者と閲覧者との間にズレがある。運営者が描くコンテンツの枠組と閲覧者の理解は一致しない。一致する以前に閲覧者は「運営者のコンテンツの枠組」を想定できない。

たとえば、”ホームページ制作”を例にすると、ホームページ制作には、HTML言語, プログラミング, Flash, 写真加工, イラストなどの要素が含まれている(他の要素もある)。これらの要素に対してそれぞれのプロがいる。すべてひとりでこなすプロもいれば分業するプロもいる。これがホームページを制作している私の認識である。

(ウェブサイトを生業にする人を除いた)閲覧者の方々は、ホームページ制作の構成要素をそんなふうに分解しない。私がいきなり要素の話をしたり要素を質問すると、意思疎通できない。

「どうしてサイトを作りたいのですか?」「何を伝えたいですか?」「何がわからないですか?」「不安はなんですか?」などの抽象的な質問からスタートして少しずつ要素に近づいていく。

自分のジャンルから離れて相続を例に考えてみる。「相続」を耳にしたとき、私は「税金」を頭に浮かべる。「税金」を頭に浮かべたら、私には関係ないと云う。なぜなら「全体の5%の人」しか相続税を払わないから。ただし、この場合の「全体」は何に対しての「全体」かをわかりやすく説明しているウェブサイトは少ない。これも運営者の説明と閲覧者の理解がズレている。

ところがコトはたやすくない。相続は「争続」に変化する可能性があって、策を講じなければならないのだが、この策に対して「税金」対策をイメージしてしまう。

シンプルなケースを思考実験する。両親の持ち家だけを男兄弟二人が相続する。この場合、どう相続するのか?

相続=個人の図式は成立するのと同じく、相続=法人の図式も成立する(専門用語の意味では不適切)。それが事業承継と言われ四文字熟語にしなくても経営者であればみな考えることだ。

経営者がみな考えることであっても、「考える時期」と「実行する時期」はそれぞれの経営者によって異なるし、外部の人間が観察したら「適切な時期」はさらにズレる。

資産家は相続(と相続税)が存在し、同族会社は相続と事業承継に向き合わなければならず、サラリーマンにも相続は隠れている。では、相続や事業承継を要素へ分解したら、という話へつながる。

要素へ分解する話へつなげてからが難しい。閲覧者は実存の寿司からネタをイメージしやすい。ならばレトリックの寿司はどうか。寿司という全体に対してそれぞれのネタを閲覧者は心象にしにくい。そもそもどんなネタがあるのか知らないかもしれない。

さらにネタのなかでも産地や旬もあれば、ネタとネタがリンクしていたりする。

相続という全体を構成する要素。要素が抱える問題。問題から課題へ。そして対策。対策のための現状分析と認識。準備期間。備えあれば憂いなし(と断言しない)。

こうやって駄文はいくらでも書けても、実際はまったく伝わらない。サイトからコンテンツを伝えるのは難しい。だから伝わったと感じられたときの喜びはかけがないのない財産なんだ。

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