diary

韜晦

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2010.07.28 晴れ

自分から半径数kmぐらいの文化や常識とかけ離れた出来事を見聞すると驚き体験すると茫然自失が全身を包み込む。スイスの氷河鉄道は運行を再開した。事故原因は特定されていない。メキシコでは刑務所長が囚人を一時解放し18人の市民を殺害させる事件が起きた。所長から銃器を借りた受刑者は殺人を終えたあと監房に戻り通常通りに服役しているらしい。

朝からWPの制作。16:00からF社のA氏と自宅近くのお店で打ち合わせ。『職場は感情で変わる』 高橋 克徳 と思わない自分の思考パターンを反省した。いくぶん修正したほうがよいようだ。感情がもたらす認識のズレは必ず存在する。じゃぁ互いはそのズレを共有したいのか、したくないのか、しなければならないのか。

組織は感情で変わるといっても、美辞麗句が並べられたらそれはドグマでカルトと判定するのを留保するよう自分を律しよう。判定してしまうと、自分の意見は無謬という前提にもとづいて排斥してしまっている。時にハイテンションな場作りは必要だ。

ウェブサイトの打ち合わせをしているのに自分の頭はそんなことを考えていて私はほんとにバカだと凹ながら質問していた。

自分の考えを変える、自分の仕事のスタイルを変える、自分の行動をゼロベースから評価する、とても難しいことなんだ。まず「考える」という定義が一致しないのに定義なんて書いている自分は屁理屈と御託を並べているわけだし、そんな屁理屈しか述べられない自分は、『「わかる」ことは「かわる」こと』 養老 孟司, 佐治 晴夫「実は人の言うことを聞いていない証拠なんです」 のフレーズを思い出し強く反省した。

インターネットが誕生して何年経つのか、普及して何年か、みんながテレビのスイッチを入れるような存在になったのは何年か、知らない。周りを観察していると、仮想世界と揶揄されたWWWも現実を映し出す鏡のようになってきていると思う。

Yahoo!JAPANとGoogleの提携発表について解説が示すとおり検索エンジンはインターネットの重要な役割を担っているし、ファウンダビリティには絶対必要な要素である。ただ、検索エンジンそれ自体は収益を計上していない。Googleの売上の97%(だったか)は広告。

他方、インターネットはすべてオープンかというと決してそうではない。(使いたくない表現だけど)現実世界の運用を反映して閉ざされた空間は現れている。いまGoogleがもっとも恐れているのはFacebookかなと思う。Googleの手が届かない空間。

インターネットは異なる次元の空間ではなく、法律や規制やサービスが少しずつ身の回りのそれと同調しはじめている。ただ、世界中を相手に折り合いをつけなければならないから時間がかかる。それが特異な点。

技術に対して懐古趣味を味わう人々がいるように、インターネットや新興デバイスから距離を置く人はいる。その行為は善悪是非の価値判断じゃないし、その人それぞれが選択したのだから互いに尊重して積極的に関わらないように交点を消しゴムで消してゆくとか、スルーとか、あるいは互いが存分に批判しあうとかありだと思う。

100年後の人々が歴史のデータを閲覧するとき、そんなことで啀み合ったのって驚いてもらう記録を残しておくことが現代の役割であって、(何年後か知らないけれど)100年後ぐらいに携帯電話やパソコンや印刷がなくなった完璧に接続されたネット状態が生まれながらのデフォルトな人たちが 『一九八四年』 ジョージ・オーウェル の健全版みたいな社会を構成していたと楽観すれば、その時のインターネットは仮想でも現実の合わせ鏡でもなく、もう「そのもの」だ。

すでにその兆候はある。インターネットが普及する少し前、ウェブサイトに掲載されたコンテンツは物珍しさも相まって貴重な情報源に触れた高揚感があった。実際、ギークな人々がマニアなインフォーマル空間を形成してやりとりしていた。電話代にやきもきしながらニフティパソコン通信サービスを巡回していたのがなつかしい。

いまではカフェで交わした会話がそのままネットに流れるし、そんなデータがメジャになりつつあるから、マニアを捜すほうが難しい。1/24時間を検索に費やすより閉ざされた空間へ人はながれていく。

自分の中で強く戒めておくフレーズは、インターネットだから….や新興デバイスだから…..というテンプレート。このテンプレートを使わずに事柄の本質を丁寧に吐露できる表現を養いたい。では、本質は?

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