diary

新手

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2010.08.11 晴れ

アルバイトの資料が届いたので夜中まで格闘。午後からは少しペースダウン。なんとか先方の夏季休暇中に仕上げたいところ。

07/02の日記で中国からのツアー誘致を連想した、と書いた。官民が中国からのツアー誘致に熱心に取り組んでいる。10月には1万人の団体社員旅行客が訪日する。東京の小売業は中国語の完備に忙しい。関西空港は中国語の電話通訳サービスを始めた。たとえば薬局で薬を購入する際、中国語に翻訳して説明してくれるらしい。

なかでも訪日医療ツーリズムの推進がめざましい。医療ツーリズム(メディカル・ツーリズム)は「医療を受ける目的で他の国へ渡航すること」らしく、世界各国から日本へ渡航してもらおうと旅行会社はチームを立ち上げ、政府は規制緩和や助成に取り組む。

特に中国人を対象にした健康診断やがん検診へリソースが振り分けられている。病院は中国語を話せるスタッフを配備しはじめている。

これらの記事と歯科医院のインプラント群雄割拠をリンクさせたら、いずれ各空港から最も近い場所で中国人を対象にした歯科医院を経営する医師が登場するかもしれないなと感じた。

調べていないが、すでに着手しているかもしれない。歯科医師が直接経営せずに法人の資本が関与して経営する方法もあるかもしれない。

表のサイト では「歯科 廃業」「歯科 経営難」「歯科 コンビニ」とかのキーワードでアクセスしてくる。M先生のブログ を拝読して歯科業界の実態を想像する。

歯科医院のサイトはインプラント全盛になり全盛から戦国へ、そして群雄割拠へ様変わりした。いつ頃からか”美容”と”本数”と”保証”を前景化させた。

前景化された過程を制作者の視点から推し測る。 5,6年前に誰かが先陣を切ってサイトへそれらの広告を打って出た。当時の歯科医院のサイトからすると、美容やインプラントの本数や保証が記載されたサイトは珍しく耳目を集めた。さらに新規患者の来院へつながった(かもしれない)。

すると、制作者はそういったサイトを真似るようになる。検索すればあっという間だから、全国で「類似」サイトができあがる。歯科医院のサイトで使われる画像は似ている。平均値よりわずかに高い検索スキルを持った制作者なら簡単に手に入る。

はじめて見た閲覧者は斬新で新鮮なサイトを歓迎した。「本数」まで記載されているからオープンな情報へアクセスした感覚が残り科学的な雰囲気を感じる。「実績」「設備」「保証」は三種の神器になった。

やがてそれらのサイトが怪しく映るようになった。論理的な説明をできないけれど、「何か」がおかしい。Flashをふんだんに使い笑顔が満載の安心が強調されたサイトから「何か」が消えた。あるいは隠れた。

ユーザは検索するよりも口コミを頼るようになり、その口コミも検索エンジンが作った模造記憶であることを知りようがないから、何がなにやらまことにわからなくなってくる。

今では朝のAMラジオの某パーソナリティがインプラントの怖さを力説するぐらい発言の自由が認められている(もちろん地域性の問題もあるけれど)。専門家の説明よりもラジオのパーソナリティの力説が受け入れられる。

世の中は二極化が進んでいると云う。賛同できるし同意する。ただし一部を除いて。膨大なエネルギーを使って積極的に変化して過剰な刺激を促進して成長する方向。それらに対する反動であるスローな活動。

変化と刺激による成長とスローな循環、両者は二極化するけれど、両者の規模は同じでない。反動のスローな循環は局所的であり一度進んだ方向は逆流しない。だから大局的には変化と刺激がもたらす成長が勢力図を広げる。

歯科医院のウェブサイトも同じ。「美容」「保証」「本数」「設備」をセットにした華やかな作りはこれからも広がっていく。制作者がそういった傾向のサイトを作る可能性が高いし、よい見た目のサイトは受け入れられやすい。

それらの反動としてどのようなサイトを制作すればニッチでマイナであっても継続して生き残っていけるのか。特定の来院者層に受け入れられるのか。広がりつつあるテンプレート化された歯科医院ウェブサイトのメジャ支配から逃れるためにここが正念場だと思う。

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