diary

臨界

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2010.9.09 大雨のち晴れ

目が覚めたら大雨。台風が近づいていた影響もあったのか。前日、大雨で琵琶湖の水位は3㎝ほど増水するってTwitterでつぶやいたら、6cm増水していた。琵琶湖の水位は1cm増水すると水量は約670万m³、6cmの増水だと約4,020万m³。書いているけど自分ではよくわかっていない。一体何トンなんだと思わないけどどう変換したらよいのかさっぱり。

午前中、M社のページ制作してから昼前に大阪へ。月曜日にF先生から相談の依頼があった。ちょっと京都へよらなければならなかったので早めに出たのが結果的によかった。12:00前に長岡京駅(上り)で人身事故が発生して後はいつものように遅延。

事故が発生したばかりの京都駅の改札に行列ができた。たぶん遅延証明書をもらうために並んでいるのか振り替えの手続きか。みなさん、うんざりした顔。当然だ。積極的にもらいたいような紙じゃない。遅延証明書でしか遅延を証明できないシステムって当然なのかな。脆弱性があると思う。携帯電話, 電子メール, Twitterなどがあっても「遅延証明書」を発行してもらわければならない。

15:00スタートに間に合った。F先生から経営と経営者やその他についてお話を伺う。18:30まで続いた。自分の能力にうんざりした。先生の思考と指向とどこかに息を殺している「何か」を発露していただかなければならない、その契機が自分であるはずなのに自分の思考をホワイトボードで表現してしまう。自分の意見を主張する衝動を抑えられない。抑えられない原因を誰かに相談したくなる。

18:30からは場所を移動して夕食をごちそうになる。”続き”を続けながら医療について伺う。あと一歩踏み込んだ評価を自分が伝えなければならない。ずいぶん失礼なことを申し上げているが他意はないと自分を信じてさらにあと一歩だと自分へ課さなければならない。それが引き受ける責務。

表のブログでは相変わらず「歯科 廃業」「歯科 経営難」「歯科 ワーキングプア」などのキーワードでアクセスしてくる。少し前に「「儲かる時代はとうに終わった」って歯科医師の告白記事を読んだ。ほんの少し眉に鍔をつけながら読むとバランスがよいな。

1990年の歯科医師数は約7万4000人、2006年は9万7000人。都会に集中している。「コンビニより歯科医院が多い」と言われる。健康保険の治療に対して歯科医院へ支払われる診療報酬のうち73項目の価格が、この20年間据え置きされている。歯科医療費全体はこの10年間停滞中。

ということは数値で言い表すと、歯科医師一人あたりの収入は低下している。

ただ、ここでいつも疑問に浮かぶ単語がある。「歯科医の5人に1人は年収 300万円以下」という言い回し。この「年収」は何を意味しているのだろう。年収=収入(保険収入+自費収入)としたら月額25万円、そんな月額収入はありえないはず。では、年収=青色申告控除前の所得か、それとも可処分所得か。年収=?の”?”によって記事の物語から読み取る現象はずいぶん様変わりするし、もうひとつキャッシュフローの変数を算入したらさらに事態は変わる。

どちらにせよ記事が語る「経営が厳しい」という状況ではないと思う。「儲かる時代の経営」をそのままやっている医院が多い。「儲かる時代の経営」とは「すべての治療」をやっていることで、そこに自費診療が加わる。

5年前に聞いた歯科医院の平均年収は4,000万円。医療費に占める歯科の治療費は8.3%。医療費は2.6兆円だった。今だと平均年収はもう少し下がっているかもしれない。

これから開業する先生は、「すべての治療をやる経営」か「そうではない経営」かを検討する機会を設けてみられてはと思う。前者と後者では設備や立地がまったく異なる。ある歯科医院は開業から根管治療を中心にした診療を選択し、「収入(=一般企業の売上)を追求するより利益を残す」体質経営を実践している。

前者の「儲かる時代の経営」をそのままやっている医院でも儲かっている医院はあると思う。だから前者が劣で後者が優とか善悪是非ではない。医院が選択する医療のドメインがコンテンツで、それをユニークにするプロセスが経営だと思う。

構造不況は、「もうこの業種は儲からない」という種類の不況であって、「もうこの業種はいらない」ではない。かつてのような利潤は期待できなくても、必要なものは必要なのだ。『「わからない」という方法 』 橋本 治 のように必要とされている。滋賀県の小学6年生の1人平均う歯数は平成4年で3.52、H13年1.68。この数値から意味を自分は解釈できない。変化していると認識している。その変化に対して歯科医院はどんなコンテンツを表現していかれるだろう。

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