diary

狷介

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2010.09.15 曇のち雨

涼しい、涼しい、睡眠が深く、覚醒は鈍く、身体が軽く、頭は重い、朝一番に飲む水がそろそろ冷たく感じる気配、今から10月下旬頃まで続く朝の冷気を気に入っておるのでありますが、朝、窓を開けたら冷気は暖かい部屋へ入れてくれと我が身体を貫き、部屋に籠もった邪気を追い払う、ありがたや。

終日、M先生のトップページの案を練る。del.icio.us に保存したサンプルのサイトを順に眺めてアイデアを浮かぶまで待つ。それらのHTMLとCSSのソースを開いてコードを読む。トップページだけを変更する時、下層ページとのバランスを考慮しなければならないからとても難しい。トップページがポップで下層ページがベタだったら違和感を抱かれてしまう。

列車の中で6,7歳と10歳ぐらいの兄弟が、自分の目の前で会話を繰り広げているので耳をすませたら、たくましい会話でステキな能力にKOされたシマッタ。

弟は指で空中に向かって長方形を描きながら「なぁ、あれ、知ってる? “なんでもできるやつ」と兄に尋ねた。続けて「四角くて黒いやつで画面にさわるねん、なんでもできるねん」とつなぐ。

すぐさま兄は「知ってる、アップルやろ」と答え、弟は「そうそう、アップル!」と喜びながら、「なぁ、アップルって日本の会社やろ?」と再び兄に尋ねたら、兄は「ちゃうわ、アップルは外国やで」と答えので、弟は「ちゃうって、日本やって、だって、アレ、日本語やで」って素っ頓狂な声で反抗したら、「あほやな、日本で売ってるから日本語なんや」と兄は仕返す、常に半歩先へ行く兄、頼もしいぞよ、と、いよいよ会話はディープインパクトへ、アップルは日本か外国か論争が続く、ついに弟はマザーへ助け船をだした、(自分と同世代っぽい)マザーは、「お母さんにそんな難しいこと聞かないでね」と軽い絶望の眼差しをあびせながら微笑で兄弟を奈落の底へ突き落としたのである、ゴットマザーと歌舞伎役者へ快哉を叫ぶ自分はといえば、「米国ですよ」と兄弟より100歩先へ行ってやろうかとしたが、我オトナナリしばしの辛抱よ、と兄弟の会話がステキすぎてガマン、ガマン、堪えろ、我が脊髄反射。

兄は常に弟の半歩先を知っていないと気が済まぬ、その無邪気な知のキャッチボールがハピネスでシャープなのだ。

弟よ、とてもステキなフレーズから会話を始めたのでオジサンは君の虜になったよ、「なんでもできるねん」と。オトナはこういうだろう、「なにができるのですか」と。ひらがなをわずかに入れ替えただけど出力は大きく異なる。可能性が全方向へ投げ放たれるフレーズと可能性が閉じてしまった質問。

兄弟たちよ、オジサンは下車するまでひたすら待ったぞよ。なにゆえにあの、あの、もっとも大切だと勝手に思い込んでいた単語が互いから出てこない、半歩先ゆく兄ですら発音せず、弟は知らないのかもしれない。

まぁ、どうでもよいよ、それが出てこなくても。でもまぁ、わかってほしい、オトナは名前に拘泥するんです。

君たちへ贈ろう。それは “iPad”だよ。

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