発表

2010.09.22 晴れのち曇

松茸の生育が遅れている。大凶作だった昨年より出荷量が下回るかもしれないってラジオから聞こえた。梨や柿も深刻みたい。梨の出荷量は昨季の6-7割程度の見通しらしい。葡萄や桃も生育が遅れて9月になってようやく市場を賑わしている。イオンでも先週あたりから巨峰を目にする。

WP制作。今のサイトのトレンドは「ミニマム・オリジナル・ボールド」だと思う。ミニマムなデザインでホワイトスペースを配置して訴えたいコンテンツを視覚へ効果的に訴える。先日、F先生にKeynote を渡したら反応は上々だった。Keynote の中身は平均以下だろう。自分が満足するようなレベルじゃない。ただ、黒の背景に白のテキストを配置しただけだ。その配置にインパクトがあったのだろう。

『プレゼンテーション Zen』 Garr Reynolds, ガー・レイノルズ, 『プレゼンテーション Zen デザイン』 Garr Reynolds, ガー・レイノルズ を読むと、パワーポイントのアニメーションやテクニックはプレゼンテーションの本質とまったく関係ない。ミニマムなルックスとミニマムのデザインが強い衝撃を与える。ミニマムの根本は表現するコンテンツにある。自分のコンテンツを一言で表現したら?

そしてハイクオリティーなオリジナルの写真を使う。中小零細のサイトの場合、予算の関係から写真へ資金を回せないケースが多い。逆だと思う。中小零細の組織こそ写真に予算を回してオリジナルでハイクオリティーな素材を用意するべきだ。低い解像度の写真は選ばない。当たり障りのない写真を使わない。

歯科医院のサイトを制作するとき、院内や症例の写真は慎重に吟味したほうがよい。院内の構図や光の加減、撮影レンズなど。症例ならホワイトバランスや被写界深度。スタッフの写真は卒業写真みたいな真正面より動的なシーンのほうが臨場感を表現できる。僕は歯科医院のサイトを専門にしているから例えにあげたけど他の業種でも同じだと思う。

最後は大胆に。日本語のサイトでもフォントは重要だ。英語ほど多種多様なフォントは用意されていない。同じデザインのサイトを英語と日本語で作成したとき、印象はまったく異なる。日本語はそれ自体が意味を伝えるグラフィカルな要素を持っているから画像と混じり合ってごちゃごちゃしてしまう。最適なフォントを選び大胆に配置する。そして、大胆はフォントだけじゃない。文章も大胆に。見出しがユーザーを引きつけ画像が興味を持たせてテキストに共感してもらう。

一つ単語を足せば一つの誤解が生まれる。一つの画像を足せば一つの困惑が生まれる。検索エンジンとの親和性はテキストの分量と関係している点は否定できない。だからテキストのボリュームを増やす。テキストの文字数を増やしたい、説明を足していきたいなら設計しなければならない。

見出し – 画像 – 概略/結論 – 詳細 とか画像 – 見出し – リスト – 結論 – 詳細といった感じで構成を設計する。

足せば足すほど解釈の数は増えるから相手に届けたい本当に伝えたいことが届きにくくなる。