diary

無臭

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2011.02.21 晴れ

朝起きてカーテンをあけたら目の前に大きな丸い月が現れた。空に曇がなかったからかな。とても美しい。真っ暗じゃなくほんのわずかに明るくなってきた空に浮かぶ月。先週の金曜日、M先生の医院へ歩いて行く途中、満月が見えた。ちょうど医院の真上当たりに見えた。この月も美しかった。朝から綺麗な月を見られて幸せで精神の調子は安定した。ただ、身体の調子はまた下りはじめて匂いのない世界へ戻りはじめた。なんでだろ。いやだなぁ、匂いがなくなるって、ホントにイヤだ。

午前中、アルバイトの入力を仕上げてデータを送信。午後、O先生のリスティング広告の状況を調べる。それから確定申告の準備。23日には提出しよう。

電話というのは、相手の時間の中へ突然(予約もなく)飛び込んでいくもので、強制的に相手の生活を中断させる横柄さがあった(ファックスがそれを緩和したシステムだった)。僕は、電話のこの性質に抵抗を感じていたから、今でもほとんど利用しない。メールをみんなが使えるようになったので、仕事の関係をすべて電話からメールへ移行した。15年ほどまえのことである。メールは文字を打つのがやや面倒なのと、短時間で往復が難しい点がデメリットだが、それ以外では理想的なコミュニケーション手段だと思う。

とろこが「人間関係」というのは、相手の顔を見るのが基本だ、という人には、メールが不安らしい。そういう人は、「すぐにリプライが来ない」ことを相手の「態度」だと判断してしまう。情報のコンテンツだけでなく、相手の表情、態度というメディアに支配されているわけである。このため、友達からメールが来たらすぐにリプライして自分の態度を示さなければならない、などという馬鹿なマナーが広まったりもした。それでは、なんのためにメールをしているのかわからない。メールの一番のメリットを除外する非常に馬鹿げた行為といえる。

『自分探しと楽しさについて』 森 博嗣 P.112-113

10代のメール利用が減少しているらしい。世界的な兆候らしい。この場合のメールは、メーラーを起動して本文を送信して返信をメーラーで受信するというシステムだと想定される。10代は携帯のSMSかFacebookのメッセージサービスやTwitterのDMへ移行していると分析されているらしい。ホントかどうか知らない。

森博嗣先生のメールの話は具体例であって、そこに焦点を当てて読んでいない。具体例を抽象化させて他の具体例に適用させたり自分の抽象的な考えのまとまりを参照して自己観察してみる。今回は先生が答えを書いてくださっている。メールの話を引き合いに「メディア」と「コンテンツ」の関係が述べられている。

文章を書くのは苦手、微妙な意味合いをメールで伝えるのが苦手、なんて意見がある。得手不得手があるので仕方がない。それを受け入れて折り合えるよう最適な健闘を祈る。

ただそういった意見を述べる人と会っても要領を得られないことも想定できる。

その場合、どっちなんだろ? 自分の理解力が乏しい、相手の伝達する能力がたまたま正確に作動しなかった、それとも両方かなどなど分析する。十中八九、自分であるんだけど、落ち着いて検討した結果、伝達する機能が正常に作動していなかったという結論に至ってしまって落ち込む。

自分がしゃべっている内容を録音する。音声を聞く。しゃべり方や態度、声の抑揚などが気になる。意識はメディアへ引き寄せられる。いつも訓練だなと思う。そういった「イヤ」な部分である自分のメディアを捨象して「何をしゃべっている」かにだけ集中する。コンテンツを観察する。吟味する。

驚く。

およそ何もしゃべっていない。自分のコンテンツとはその程度なんだ。そう自覚できる。いや、ホント驚きだよ。

時間と場所を一致させることが、コンテンツであり、一致を実現する手段を選択していると僕は思う。Skypeでやりとりしたら相手の顔を見ているけれど、僕は肝心なコンテンツを精確に伝達していない。時間と場所を一致させることはとても大事。「一致」を「関係」と混合する。すると注目の先はコンテンツからメディアへ交代する。

コンテンツを生成しているものは何だ? それを考えるよりメディア(起こっているのか、笑っているのか、不機嫌なのか、しゃべり方、対応、…..etc)を「見る」ほうが安心できる。「考える」より「見る」ほうが理解しやすいから僕の意識はメディアへ引き寄せられる。

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