diary

奴隷

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2011.04.13 晴れ

晴れが続く。意地悪な風も吹く。花鳥風月。散歩の途中、花見におとずれるたくさんの人をみかけて気持ちがおだやかになって落ちつく。そうだよねって思う。04/10に植えた芝桜が日に日にふくらむ。うれしい九割九分、鉢からはみでないか気がかり一分。

午前中、O先生のページ制作。根管治療のスライドを画面に映し出す。スライドの切り取り方とページの設計を思案。どこをどう見ても「変わった」と判定できるスライドばかりだけど、なかにはどこをどう見ても「変わった」と判定できないスライドがある。判定できないといっても、ボール1/4個分がゾーンからはずれた程度みたいなもので、部位を特定してもらえたらすぐさまわかる。要は見せ方。

午後からM先生の配布用テキストを練る。細部まで巧妙に作り込まれて細部にまで注意が行き届いているコトを物語るためにどの物語を選ぼうか。テキストをはじめて見た人が文字を追えばおのずと映像が浮かび上がってくるようなコンテクスト。

3.11以来、各政党や団体、組織は政権や当事者へ抗議する。抗議の矛先が固有名詞に向かっていないかな。それが気になる。あとは原子力村のトライアングルを指摘する記事は少ないような気が。そっちは気になるよりも気味悪い。

一部の報道は意見でも批評でもないヒステリックな金切り声をサイトに掲載している。「自分たちが言いたいこと」をあたかもの第三者の意見のように化粧してある。それらは理性と知性をまったくそなえていない。

日本原子力技術協会の石川最高顧問が緊急提言した「福島第一原子力発電所事故対応に向けて」を読む。この文章は専門家でなければ書けないの? わからない。技術の裏付けがなくてもたどり着けそうな理路はある。否、技術の裏付けがあるからたどり着けるかな。

日本の報道にはこういったテキストを切望する。ムリなら事実だけを報じてほしい。解説すらいらない。解説がいつのまにか意見にすりかわってしまっているからやっかいだし。

抗議したくなる。それでも固有名詞は避けたい。

少し前、「ずっとウソだった」(斉藤和義)の替え歌がYouTubeに流出したって話がネットのホットエントリになった。それ対してはてな匿名ダイアリー(「騙された」とか歌って喜んでる斉藤和義と信者はこれ読めよマジで)に 伊丹万作 戦争責任者の問題 がはり付けられた。ああ、いま、これを読まなくちゃいけないなぁって納得した。

「生活」といういちばん大きな円がある。個別の生活じゃない。日本全体をつつみこむ大きな円。いちばん大きな円はいくつもの小さな円を含んでいる。それが個々の生活。団体や組織は怒っている。自分たちの小さい円が壊された。小さい円の修復は円滑に遂行されない。対策は提示されない。プロセスがはっきりしない。

抗議したくなる。それでも固有名詞は避けたい。

ネット上では流言蜚語が飛び交っている。政府は手を焼いている。でも、その政府が原発の事故について「一歩一歩、安定化に向かっており、放射性物質の放出も減少傾向にある」と会見したら、それはデマだろうと抗議したくなる。いい加減さは否定しない。

ただ、ふと思う。以下のふと思うはデマであり不謹慎だとも思うけど。福島第一原子力発電所が最悪の事態を招いたら(現場の人にはとても失礼な物言いで恥ずべき表現ですが)、いちばん大きな円の「生活」が壊れないのかなと。円が破れて壊れたら「生活」する手段を失うだけでなく、そもそも「生活」できなくなるんじゃないかなって。

「絶対安全地帯」にいて「放射能を拡散させた国民」ではない日本人が固有名詞を攻撃しているんだろうなあ。福島のゴミを焼却しようと他府県が引き受けたら抗議を受ける。福島の方々を拒絶する。

外国へ行けば体験できるんじゃないかなってシミュレーションしてみる。外国人は「フクシマ」の人を見分けられないから、日本人だとわかったら「測定」されるかもしれない。そのとき怒るだろうか。ひょっとしたらアジアの人の中には「測定」の眼差しを浴びた風評被害を体験してないのかな。

自分が所属している円はいちばん大きな円ではない。さらに大きな円がある。その円を想像しておきたい。とはいっても自分の周りの小さな円がすべてだし。それを失えば生活できなくなるわけで。だから想像しておきたいなんてのんきだとも自分を問い立てる。責める。わからないことばっかり。とてもとても難しいコトなんだろう。

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