正躰

2011.08.23 曇時々ほんのわずかの間大雨

Lake Biwa
*RICOH GR DIGITAL II *28mm f/2.4

ども、大学に入学するまでゴウシュと読んでいた”中の人”です。ちなみに号泣です。

二十四節気、処暑。太陽の黄経が150度。暑さがやみ新涼が近くなる。先週末は朝夕涼しかった。週明けは、蒸し暑い。第四十候、綿柎開。曇天なのに暑い。ときおり涼しい風が居間から仕事部屋をとおりぬける。

今年はパプリカをよく食べる。マジャール語で胡椒の意味。ハンガリーを代表する野菜。スーパーで見かけるのは本来種ではないらしい。ベル群という品種。ピーマンの肉厚型。赤や黄のパプリカをいっしょに炒めると食欲がわく。不思議。

マイヘビーローテーションは、“地球の歩き方【初回盤】” ザ・コレクターズ 。iTunesの再生回数のカウントがカチリカチリ。来月の25日は日比谷でライブ。宿も予約して準備万端。

いっしょに東京国立博物館 – 展示 日本考古・特別展(平成館) 「空海と密教美術」展を見学したい。でもね、最終日なんだよなぁ。混んでいるだろうなぁ。その日は東京駅到着が08:30頃、すでに長蛇の列?! 東寺の国宝8体を普段見られない角度から眺めてみたい。

合衆国の新しいサイトの22%はWordPressがベースを読んで、WPでの制作がますます増えそう。運営者は、コンテンツづくりに集中できる。これがWPの最大のメリットだと思う。制作者は、プラグインを使えば検索エンジン対策を効率よく実行できる。カスタマイズもやりやすい。さらにPHPを書ける人はWPをハックすれば柔軟に制作できる。C社のリニューアルサイトもWPで制作した。

見場に拘泥しなかったら、低コストでスピーディーにサイトを立ち上げられる。なによりも小さく産んで大きく育てやすい。

たとえば、更新を制作者と運営者にわけてもOK。制作者は、医院のサイト(紹介や治療内容、従来のホームページとよばれるサイト部分)を更新して、あとはSEOやコンテンツ編集に注力する。運営者(=院長やスタッフ)はブログブログを更新するって感じで。

PC, スマートフォン, 携帯電話に対応できるのもありがたい。それぞれに対応するサイトを用意できるけれど制作と管理のコストを勘案したら小規模なサイトには見合わない。それならプラグインを使ってテーマをカスタマイズしたほうが手間も少なくてもすむ。

これから歯科医院を開業する先生は、医院のサイト(ブログ併設型か分離型), Facebook(あるいはGoogle+), Twitter を使い分けると思う(どれもやらないって選択もあり)。そうなると、それぞれのメディアをリンクさせてコンテンツを編集していかなくちゃいけない。Twitterからブログへ、ブログから医院のサイトへ、医院のサイトからFacebookへとナビゲートするデザイン。最後は来院をうながす。

正法眼蔵随聞記 三 十八 大宋の禅院に麦米等をそろへて

正法眼蔵随聞記 ちくま学芸文庫 P.215

むずかしい。正法眼蔵随聞記を読んでいたら、「好きにすればよい」が好きにできなくなる。ややこしい。ほんとに「素直」の意味がずうっと頭の片隅を陣取っている。「今」についても身体の全身へじわじわと浸透してくる。

外からの影響を受けて「好きにする」とか、外からの影響を考慮しながら「好きにする」のじゃなくて、自分の内側から発せられる「好きにする」ってほんとにあるのかな。さらに好きなようにして外には何も求めないなんてできるかな。

自分の非を認めつつ自分を美化するレトリックと同じで、外に何も求めないと発するのは、「外に何も求めない」という手段を使って「自分の評価を高めよう」という戦略かもしれない。ダブルバインドのふるまい。

自分は一切の空、このフレーズが突然頭に浮かんでくるようになって、爾来、空ってどんな状態なんだろうって興味がむくむくわきおこる。

「坐ハすなはち仏行なり。坐ハ即チ不為なり。是レ即チ自己の正躰なり。こノ外別に仏法の求ムべき無きなり」という。人間的な営みの一切行われない境地が自己の正躰って、まったくつかめない境地。どこにあるんだろうね。