万論

2011.11.24 晴れ

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今朝はNatasha BedingfieldのStrip MeからGood morning。PVがいいね。週末定番のナンバーはFootlooseだけど今日は変則。

23日の祝日、イオンへ行くと日本酒とワインの在庫一掃処分に出くわした。売場改装セール。値札にびっくり。半額以下。ヤッター。酒類ってセールしてよいんだっけ? まぁ、いいや。ちょうど料理酒を切らしていたから嬉しいなぁ。一升瓶と3000mlの紙パックを買い。ふらっと来てよかった。

それにしても通のおっちゃんはやっぱり違う。一升瓶だけチョイスしてるし。4合瓶なんて見向きもしないや。さすがだね。

料理酒は5%オフの対象なのに日本酒は割り引かれないって理由を最近知った。会計事務所に勤めていたのにってつっこまれたけど、実務で出てこなかったから知りません。理論を知らなかったらそんなもんで、むしろ料理酒と日本酒の違いの質問に気づいた自分を褒めてやりたいって自画自賛を熱燗といっしょに飲んだ。

よい里芋が手に入ったので蓮根、人参、大根で煮物。手羽元でアクセント。さっそく日本酒を料理酒で使ってご満悦。味付けは薄めで。うまくできた。蓮根のかたさを残してみたら思いの外歯ごたえがよい。食感って料理のポイントなんだなと学ぶ。

“動きが心をつくる──身体心理学への招待 (講談社現代新書)” 春木 豊 を読んで、からだの手入れが日常のバランスの基礎だって感じる。むかしはアンチエイジングやヨガとか、あと何かなぁ、まっ、とにかく「手入れしていることが好き」よりも「手入れしている私が好き」ってカテゴリーに含まれそうなニューエイジを手入れなんていわないよ、って毛嫌いしていたけれど、近ごろそんなこと言わなくなって、なんでもいいから自分の気に入ったコトやってたらそれでいいよねぇ、って感じだ。

ストレッチや筋トレでもよいし、そんなんしないよ私はお肌、もアリ、顔だけストレッチもOK。運動だけがからだのお手入れじゃないと思う。

ジョギングできなかったら気持ち悪い、自転車に乗れなかったらむずむずする、ってのもその人にとってのからだのお手入れなんだろうなぁ。

「からだの手入れ」って書いてきたけど、ひょっとしたら「自分手入れ」が適切かもしれないね。身体を安定機能させて日常に向き合う精神。

正法眼蔵随聞記 六 十 学道はすべからく吾我をはなるべし

正法眼蔵随聞記 ちくま学芸文庫 P.358

千経万論を学し得たりとも、我執をはなれずはつひに魔坑におつ、と。自分というものを離れなさいとことあるごとに書いてある。

自分から離れなければ仏法を学べないし、悟りに至らない。世間の分別で学道を考えていけない。人からどう見られるか気にしていたり、世間の批判に遠慮しているのは我に執着しているからだ。

六の十を読んで、ふと思った。人前で器用であると公言するのは人付き合いが不器用であり、不器用と公言するのは人付き合いが器用なのではないだろうか。