プラス思考+ポジティブシンキング=あなたは信じる?

2012.09.07 曇 むし暑い

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今朝は Queen – ‘Bohemian Rhapsody’ でスタート。もう蘊蓄ぬきでスゴイ。歌詞読んだら、たぶん、「イッ」ってるだろうなぁ、って推測したくなる、というか確信してます。もう訳わかんないもんね。

二十四節気、白露。太陽の黄経は165度。夏から秋への交代期。昼間はまだ蒸し暑い。目が覚めてカーテンをあけたとき、薄曇りかと思っていたら日の出少し前になりつつある。ステキな朝焼けに巡り会えたら幸運。つい1ヶ月ほど前なら、目が覚めたらもう明るかったのに、と思い出し、そんなことを気にするようになった自分の変化を体感。

第四十三候、草露白。「露が降りると晴れ」と言われるが、朝露を見られるような贅沢してみたい。秋刀魚がならび、美味そうだが、売れ行きがよくないような。新鮮でないから、それとも別の理由か。南瓜も旬かな。土佐煮で食すと美味。小豆といっしょに煮るのもよし。子供のときは泣きながら食べた。どうしても飲み込めず、泣いた。嘔吐きながら食べて、そんな体験が南瓜を遠ざけたけど、いつしか食べられるようになり、さらに旨味を知り、美味の料理に出会い、好物のひとつになった。食への質感が変わっていく。変わっていく、よりも変えてもらった。できれば1,2ヶ月ほど貯蔵したほうが甘味が増すのもあるとか。

この間、「声」について書いたとき、聴くに堪えないジャイアンよりもひどい音痴もコンピュータ上で補正できるかしら? と疑問。もし補正できるなら僕はコンピュータ上で上手く歌えるのか。なにせ、”これはひどい”100乗の音痴だから。

M先生のWP製作。半分ぐらいか。症例の写真や文章を再構成するのにやや手間取っている。見直しにはよい機会。

16:00前に大阪へ出発。途中下車して“その科学が成功を決める (文春文庫)” リチャード ワイズマン“数の体系 上 (岩波新書 青版 815)” 彌永 昌吉 を購入、ワイズマンの本は目次だけで読んでもワクワク。自己啓発本を滅多斬り、イメージトレーニングはダメ、ポジティブ思考はメタメタ、といった感じでいままでヨシとされてきた「自己啓発」系や「前向き」系などを否定する。

それぞれの実験が「科学」か否か、僕は判定できないけ。心理学の領域はわからないし、実験結果について因果関係と相関関係を専門的に切り分けられない。統計の妥当性も検証できない。だから、結局は読み物語というか、ネタみたいな感覚で読んでいる。

「ポジティブ」や「自己啓発」系本を眉に唾をぬって読むから、本書の内容には頷いている。ただ、なにが「ほんとう」は、ひょっとして「信じる」とリンクするもしれないし、本書で紹介されている実験結果や提案は、ひとつの情報として試しながら手応えを体感して、自分のスタイルに還元する、と思う。体感した結果を対人スキルの向上につなげたい。たとえば「面接」の時の自己アピールの仕方とか。

大阪から約3kmほど歩く。毎週、なるべく同じ時間に歩くようにしている。1週間では景色の変化を認識できないけれど、日の入りがだんだんはやくなっている、「なんとなく」さは体感できる。

造幣局付近の橋

19:00からM先生のミーティング。人が具体性から抽象性へ思考を拡張させるブレークスルーのポイントは、「何」だろう。ひとつひとつの具体的な事例から対処方法を学び、実践して、結果を検証して改良を加える。そのサイクルが仕事の能力を高める源泉だと思う。

でも、ひとつひとつの具体的な事例にその都度対応していたら、具体的事例は無限だから対処方法も無限になり、対応できない。人は過去の事例からパターンを抽出して、共通の形式を整理する。カテゴリーにわける。Aという事例について対応できたら、A’もまずは同じように処理する。毎朝、歯を磨くのに悩まないように、いつしか一部は決まりきった仕事になる。

具体性からパターンを抽出して共通の形式へまとめる作業は、対象の個別性からいったん自分を切り離して事象を抽象化する過程を含む。その過程を含まないと、いつも「具体性の吟味」だけにとどまってしまう。抽象化する過程は、「知」が必要だ。知は自分の内部にない。外部にある。ただ、どこにあるか知らない。もし「知」に出会えてもかんたんに理解できない。わからない。

ミーティングに参加しながら、そんなことをつらつら思い巡らし、外部の「知」へアクセスするための心のスイッチがはいる契機は何か、ますます探したくなった。