diary

新しい個体、全体の抑制、部分と全体は…..

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2012.10.23 曇 24 雨

今朝は Fishmans – いかれたBaby でスタート。これ、もう何十回視聴したか。ひょっとして三ケタかも。冒頭のシーン、たぶん、「見えた」んだろうなぁ、と空想する。見たくないものか、勝手に見えたのか、どっちにしても脳が creativeしたモノであっても、僕には絶対に見えないモノであり、たぶん見たくないモノだ。ただ、こうやって「あちら」へ踏み込んだと思えるような人の表現をずるがしこく拝見する。それを前にしてただただひれ伏すのみです。

第五十二候、霜始降。その名のごとく、早朝、外に出ると植木の葉や窓硝子に白い結晶が覆われている。そんな時節にさしかかってきた。旬の野菜は占地。天然ものの占地はまったく手に入らない。本占地、または大黒占地といわれるらしい。スーパでブナシメジを買う。占地はよく食べる。

23日、東大阪へ。ミーティングの進行や来院者との会話についてしゃべってほしいとの依頼を受ける。10:30に医院に入り、約60分見学して、11:30から13:00までミーティング。60分間で気になった点を記憶した。

冒頭、「ミーティング」を質問する。返ってきた答えや感想から、医院の「ミーティングの空気」を測定する。各医院はミーティングのユニークな空間を醸成している。ミーティングで使われる単語の「感覚」と「共有」も医院の数だけある。闖入者がミーティングを仕切ると、新しい雰囲気を作り出せる一方で、連続が失われて停滞を呼び込みかねない。その停滞は必要なかった状況である。

ミーティングの空気を測定して、空気のなかを交信している単語を推量して、どんな話をすれば、理解の糸口をつかんでもらえるかを探っていく。手探りで暗闇を進む時、周りから「声」をどれだけもらうかで、全体が進みたい方角がうっすらと見えてくる。だから「声」は多ければ多いほど助かる。

組織、または集団は「声」を出す人が定まってくる。それが組織または集団の性質だ。全体は新しい個体の「声」を抑制する。新しい個体は全体の空気を察知する。生き残るため、感情を脅かされたくない本能が機能するからおのずと「声」を自ら制御する。

そういった「空気」の測定はほんとに難しい。はじめての場での測定は不可能だ。不可能を承知しながら、その承知の非礼を理解してミーティングを進める。

はじめての場であるから、なるべく沈黙をつくらず、沈黙を排除してしゃべりつづける。あるいは誰かが常に声をだしている状況を設定する。誰かが常に声を出している状況は、「進みたい方角」が360度に広がる。拡散していく声を収集して、分類しながら、いま選択できそうな方角を慎重に選ぶ。

今回は先生がいつもの調子で意見をおっしゃろうとして、それを必死で抑えている姿を拝見できた。僕はそう見て推察していた。あとで昼食を食べているとき、先生は似たようなことを感じていらっしゃたとのこと。いつもならそのままあらぬ方向へ進むところを、僕が戻していたとおっしゃっていた。先生の意見を伺っても実感はわいてこない。他者はそんなふうに僕を見ている、とだけ記憶する。この確認が会話の醍醐味だろう。

琵琶湖

奥様といっしょに昼食をご馳走になった。御両人が感想をおっしゃってくださった。感想を備忘して自分の修正すべきポイントを分析する。喜怒哀楽を極力控え、自分を律せられるように努めて評価の中身を査定する。この「切り離し」作業にようやく慣れてきた。慣れてきたが、まだ感情を抑制できない。もっと深く深く潜らなければ。

月曜日、一通のメールが嬉しかった。ほんの少し、小さい小さいほんとにごくわずかであっても、どこかの方向へ足を踏み出していると受けとめてよさそうで嬉しかった。でも、毎日そんなにうまくいかないかもしれない。それでもよいと思う。ほんとに目に見えるか、感じられるかどうかなんてわからないぐらいの微細な情感を積み重ねられたらOKだ。

火曜日、体調が一変した。背中の痛みは増幅、あわせて寒気がした。やや下降線をたどりそうだ。口内炎ができた。なにか食べても美味くない。正直な身体で安心する。不安と怠惰を身体が正確に表現していることだけが救い。

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