Light and Shadow

比較は思考に忍び込む

2013.07.01 晴れ

[youtube:http://www.youtube.com/watch?v=fOw2UPtPUyw]

L-VOKAL – MADE IN JAPAN feat. X-MAN prod by 1689 でスタート。PVが秀逸。ブロッコリーは何の比喩? 危なっかしい。詞が大好き。韻を踏むって難儀。やってみてわかった。韻を踏んで伝える。たまに無意味と意味の合間を縫って。この音とPVから『凶気の桜』を思い出した。

72時間(Wikipedia) に登場する方々の人生。どれひとつ同じでない。72時間の現場は25分に編集される。人目を引く人生が選択されているはず。それが「みせる」ことだからこちらもそういう意図を勘定に入れる。入れても人の人生は何一つ同じじゃない。あたりまえのことを感じさせてくれる。

比較は思考に忍び込む。思考にファイアウォールを設定してもすり抜けて、いつの間にか「何か」と比べている。比べているその瞬間、自覚できない。結果を後から整理したとき、比較を認識する。比べていたんだ、って。

72時間を視聴している自分の反応を振り返る。登場している方々へ感情移入する。同時に対象化している。そして、比べる。何かはわからないが、たぶん比べている。心身のどこかで。いまの理性では感知できない場所でこっそり比べている。「自分だけじゃない」と慰撫。否定できない自分の情動。

Light and Shadow
*FUJIFILM X-E1 *FUJINON XF35mm f/1.4

手足の痺れを診察してもらったとき、「ラジオ体操でもしとき」と先生は笑っていた。笑みの表情と声の抑揚から「運動しなさい」と勝手に解釈した。

笑みがどうも気になってしょうがない。翌々日からラジオ体操スタート。第2、記憶なし。アタフタ、ドタバタ、ちぐはぐな動き。

かれこれ1週間経過。身体のキレが微増、どうも。気のせいだと思う、やっぱり。ただやった日とやらない日を比べたら、やった日の朝は軽やか。気のせいだと思う、たぶん。

顔や身体を毎日見ている。感じている。でも変化を察知していない。痛みや強い違和感が生じて体の変化を知覚する。記憶にないシワやシミ、たるみが映し出されて実物の顔をじっとじっと見る。見入る。記憶を補正、落ち込む。

自分に対して緊張してみる。他人の前で緊張するのと違う質感。他人の前でのドキンドキンより難しい。他人の前では何もしなくても体は自動的に硬直する。居心地悪い膜が全身を包む。

自分の前では自分に自動的に緊張しない、はず、おそらく。そういう癖はあると想像する。癖がないからどうにかして緊張したくても「仕方」がわからない。