flower

届けたい方々にだけ届けて満ち足りる気概

2013.07.17 薄曇り

[youtube:http://www.youtube.com/watch?v=9NLuM0xhIBc]

naomi & goro – Beautiful Love でスタート。naomi & goro は仕事しながらのアルバム。CAFE BLEU SOLID BOND もよいけれど、BON BON や Presente De Natal を流して、Julie & Khari へ横道それて、FreeTEMPO へ吸い込まれるパターンとか。

第三十三候、鷹乃学習。旬の野菜はレタス。語源はラテン語で乳を意味する由。和名はチシャ、乳草からきている。先人の連想と趣致。

貰った珈琲豆をミルへ。カラカラと乾いた音。ワタシノイズが静謐へ闖入。ミルの音が好き。この先使い続けられるミルを吟味しよう。

中粗挽きに姿を変えた豆、コーヒープレスへ。微量のお湯と混じり合う、ジュッ。30 – 60秒蒸らす。それからゆっくり注ぐ。鼻腔の覚醒。4分の沈思黙考。プレスしてタンブラへお引っ越し。微細の粉がいっしょに越してくる。飲めばかすかなざらり。

YouTubeと珈琲。リンクする質感。美味、滋味。珈琲豆って、味覚の位置が座標軸でアイコン化されるぐらい種類はある。なのに好みも好み、吃驚。ありがとうございます。

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*FUJIFILM X-E1 *FUJINON XF35mm f/1.4

RTからお気に入りに登録した言葉。なんのための登録か。情けなかった。

聴く。話すより聴きたい。何時のころからかそうなった。だけど面を合わせないと戸惑う。眼や頬、口元の伸縮、指先の浮遊、身体の微動が見えないから。仕草という言葉も聴きたい。それができないとき、視覚に依存しない術を身につけないと。

己を誇示したい欲求を抑制しないで時機を憚らず発する。ずいぶん昔にバイバイしたつもりのふるまいは、まだ心身に根をびっしりはっていた。なかなか剥がせない。嫌悪に陥れば昔と同じ。認めて漸進する。

言葉の世紀。22,3世紀が21世紀を検索したら、なんて言葉の少ない時代かしらと驚愕しても、言葉が爆発的に生成されている実感。

そんななかで言葉を削る。そう感じる。届けたい方々にだけ届けて満ち足りる。そうありたい、気概。

「いくら筆が達者でもものを見たいという気持ちとか追求していこうという目がないとこういうふうにならない」と松井冬子さんは評した。18歳の川合玉堂が写生した鷹をじっと見つめて。

言葉、も似ているよ。無駄を残して余計を削ぎ落とす。届ける気持ち、見つづける目。