2013.08.25 雨のちくもり
[youtube:http://www.youtube.com/watch?v=tVs6MCoYQZs]
The Miceteeth – Rainbow Town でスタート。「陽のあたる橋 超えて 虹の中すべり落ちる 花の名前をひとつ覚えて 七色に光る街まで届いたら」の始まりがお気に入りで、ふわぁぁぁっとして、どんな雨の後の虹で、何の花で、どこの街なんだろってくるくる回る。
少し間があった。
頭の中でタイピング。感情以上思考未満の群れに言葉の輪っかを投げて囲う。無造作な羅列。輪っかからするり抜け出していって、「あっ!」が稲光。思い出せない。
頭ん中での断片浮遊を味わうと、脳は楽する。楽になるのって気持ちよい。だけど、たまーに鍛えてやらないと。ほんのちょっぴり無理に食べて、頭の胃袋をひろげてみる(けどなかなか楽しよるわ、頭)。
既知と未知。もっと深く潜りたい既知。丁寧に味わいたい未知。もっともっと。自分の駄文は同工異曲なんだと恥じながら、官能の、もとい、感応の根を伸ばしたい。
感応の根をはり、言葉の幹を丈夫にして、ゆらゆら揺れ動く。在りたい。
1と0.9999999999…..の中にある小さな無限の「わからない」ことに向き合えないときはある。
夕方、歯の健診でお世話になっている先生のお誘いで天満へ。お相伴にあずかる。正客は先輩。
久しぶりの焼酎。40℃を呑む、くぃくぃ。年に1、2回、お声をかけてくださる。過分なお心づかい。
先生と先輩がおっしゃった。ほんまうまそうに呑みますね、と。「弱いのにいっちょまえに頂戴してます」の苦笑い(照れくさいから隠したいのに)。
以前、別の先生が、高台からある景色を見せて下さったとき、からだで表すなぁとおっしゃった。
美味い酒や響く景色に触れたら、腕の生毛が、アツアツのお好み焼きにのっている鰹節になる。いまの模造記憶に従えば、幼稚園のときってあのゆらゆらしている鰹節は生きていると信じていたと思えなくもない。今回も鰹節になった。いつもの3倍酔った。
酒を嗜むなら、いっしょに呑みたい人がいてもおかしくない。いつか、の影はぐんぐん伸びる。影の誘いだ。いつかいっしょに呑んだら光に変わるんやろなぁ。帰りの列車内、血液が焼酎と空想を体中へ運ぶ。