襤褸の上着
diary

こなす

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2013.12.23 薄曇り

[youtube:http://www.youtube.com/watch?v=J-G37rsYL80]

I Wanna Dance with Somebody (Who Loves Me) – Whitney Houston の Glee版。Harry Shum, Jr. と Heather Morris のダンスに目を奪われ、このダンスを見たとき、もし踊れたらいまのこわれゆくはがれていく気持ちを表せるかもって夢想したりして、すべては自分のありようなんだけどね。GLEE Cast Members-Single Ladies Dance! の Chris Colfer もチャーミング。

第六十四候、乃東生。草木が枯れ果てる季節、靫草は芽を吹きはじめる。太陽は季節より一足違いの旅する天体、摂理はそう知らせ、夜はふたたび身を縮めてゆく、少しずつ、気配を感じさせないはやさで。

旬の魚は河豚。大阪ではテツ。干した鰭を火であぶって陶器にいれて熱燗をとくとくついでやる。

お世話になっている先生がご馳走してくださる鰭酒は美味く、熱すぎて触れない熱燗より熱い話を肴に呑むから逸品である。

暮らしにきわめて上等な情趣をもたらすのが、微妙な心情にふれる方と交わす美酒とひとり酒だと思う。

蓮根が好物。灰桜色の蓮根を少し厚めに切り、酢水に浸して水気を取って、素焼きする。焦げ目がついた蓮根に塩胡椒、クレイジーソルト、辛子はそのときどき。

着るが、着こなせない。使うが使いこなせない。別腹ならはいりそうなのに、どうやら着る、使うだけでお腹いっぱいだ。

モデルがファストファッションを軽やかに羽織って履いて公衆の耳目をひく、ような着こなしに縁遠く、洒落っ気は一切ないが、自分だけのけったいな規準がある着こなし。そんな着方を着こなしと私は勝手に描く。

一着だけあった。すっかり色落ちしてもとの藍の濃度がわからない上着。

冬の間、いつも着るから襤褸である。だけどひとたび纏えば私の身体の寸法をはかるテーラーのように寸分違わぬ適合した服に化ける。そのたびにほくそ笑む。

襤褸と呼べばつくってくださった方に失礼だが、愛着のニックネームであり、襤褸に包まれて歩き、「ある点を越えたければ自ら探さなければ見つからない」と思い、その偶然を欲望しつつ眼と感を研ぐ。が、砥石を使いこなせずいっこうに研げないから焦れったい。

( めたせこいあです。おつきさんもいっしょです。いつごろからかすきになったきで、いまごろのいろがおきにいりです。こうえんにたくさんあってひとりできのしたでゆっくりしています。さむいんですけどね(>_<) )

メタセコイア

歳をとって頭がかたくなってよかったと思えるひとつは、手垢のついた言葉をさらに垢まみれにしたくなる気持ちが萌芽したこと。

千年単位の成句、手垢がついた言葉。

出会いと別れ。出会いの密度が高くなれば、ほかの時空に別れがやってくる。

他者との座標軸が広い人は、あまたの出会いの鮮度を保ったまま、あるいは鮮度が落ちても、座標軸を置き換えて関係をもちつづけられるかもしれない。

嫌いな人に怒るゆとりは残されていない、意思を表示するエネルギーは使い捨てであるからもったいない、美辞麗句や社交辞令はエコロジカルからはずれる。

思考をまだ表現できないけれど、好き嫌いの激しさを把持しながら、嫌いの受信感度を逓減させるような、違うかな、それだと他の感度にも影響がありそうだ。まとめられない。

狭い座標軸だ。集中すべき時空はある。繕っていきたい人に、自分のその時々の感情を精確に伝達しよう。世辞はいらない。その時がやってくるまで向き合いたいから、喜怒哀楽とそれらの襞にある情感を言う。

反対かもしれない。繕っていきたい人だから言うではなく、「あなたのそこが嫌だけど(否定や哀愁の表現などなど)、しっかり向き合える」と丁寧に言いたくなるから繕っていける、言うからには果たし尽くす、真摯にユニークに、やがて…

これもまだ思考途中。

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