公園の草木

キャベツにもやしやブロッコリー

2014.03.14 晴れのち曇り

SMAP – オレンジ でスタート。この時期、ラジオでちょくちょく流れる。「さよなら」をはっきり言わず、自分を痛めたくないからそっと去ってしまう。そんな通り過ぎ方をしてきた。歳を重ねるにつれ、「さようなら」とはっきり口にする別れは減る

第八候、桃始笑。奈良東大寺の御水取が終わる。これをもって関西では春の到来を報じる。奈良時代以来変わらぬことを各時代の人々が目にして、万感こもごも到る。

蛍烏賊、鰊、ぜんまい。

社会人になって二年目、蛍烏賊を先輩からご馳走になった。その先輩は、新入社員歓迎会で私がほとんど手をつけなかったを見ていた。うまいもんをいっしょに食べられる感じがしたとの由。

ほんとにうまいもんを食べた記憶は色褪せない。どこでなにをどういう状況で食べたかが、高解像度で再生される。

昼前に大阪へ。歯科衛生士3年目と先輩衛生士と私の3人で、「段取り」について話し合う。段取りを教えるのはむずかしい。その人が持っている認知フレームを観察しながら伝える内容を考える。何を伝達すれば、「わかる」の回路がその人の行動様式のなかで設計されるかをこちらは組み立てる。

15:00終了。京都駅で途中下車。珈琲豆を購入。深煎りの豆、2種類、計400g。“BRUTUS特別編集 もっとおいしいコーヒーの進化論。 (マガジンハウスムック)” マガジンハウス を読む。コーヒーって一知半解で語ったら失礼やね。私はなにも知らずミルで豆を挽いてプレスした珈琲を飲む日々。最後の一口は微量の粉の食感。

キャベツ、もやし、ブロッコリー。どれも好きな食材だ。大きめにカットしたキャベツ、千切りのキャベツ、食感。焼き肉屋さんでキャベツを無心にほおばり、キャベツだけでお腹いっぱいになってしまうことも。

モダン焼きのなかに千切りのキャベツが、というよりも、ほぼキャベツだけの風月スタイルはソースがよぉからんで最高である。

もやし。ごま油でさっと炒めたり、和え物やお浸し。栄養価を知りませんがおサイフにやさしく、名脇役?!として活躍してくれる。

ブロッコリーは年々好きになっていく。湯がいてぺろり。調理の仕方を知らないのもあいまって、あんまり手の込んだ料理に使うのでもなく、シンプルにかぶりつきたい。

( おおさかじょうです。おおきいおしろです。てんしゅかくといういちばんうえのへやからはおおさかをぐるっとみわたせます。おおさかへこられるときはぜひみにいってくださいね。 )

大阪城

不安になったとき誰かに話を聞いてもらいたい。その「誰か」がいることをうらやましく思う。自分のなかで欠落している感情と行動のひとつであり、最大の欠点だ。

だから誰かから何かを相談されてもうまく応じられない。自分がそうしないのにどうやって人に応じられるのか。そう思う。

そうわかっていても、誰かが不安になったとき、「あの人に話してもみよう」と思ってもらえる人になりたい気持ちを捨てきれない。

矛盾を承知しているし、ずいぶん傲慢である。あるいは自己愛が強いんだ。

矛盾だらけでばらばらな私の中の断片を拾いあつめる。