琵琶湖
diary

素朴な食パン

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パンが好き。ただし「無類の」ではない。こまかく言うとパン屋さんのパンが好き。さらにくわしく。パン屋さんの前に形容詞、”おいしい”。かといって、形容詞を探して歩かないし、雑誌を調べない。スマートフォンで検索するでもない。ふらっと入ったパン屋さんのパンがおいしかったら、ありがとうです。じゃなかったら苦笑い(一所懸命つくっていらっしゃるお店の方にごめんなさい)。

むかしは菓子パンが好きだった。母親のひそかにたくらんだはかりごとの影響だと今では密かに疑っている 笑。子供のころ、デニッシュ生地に砂糖のかたまりがぬられた市販のパンがこたつ机の上に置かれたり、食パンに練乳がかけられていたり。

4,5年ぐらい前から手に取るパンがかわった。菓子パンや甘いパンに手が伸びず、バケットやパタール、ブール、あるいはシンプルな味付けの総菜パンを選ぶ。とくにおいしいバケットに出会うとものすごくうれしい。前歯が強くないから奥歯ちかくで噛んでいるけれど、歯ごたえや食感、ふわぁっと香る生地の匂いがたまらない。少しだけトーストしてのバターが好み。たまにメープルだ。

あるスーパが威信を賭けた(?!)食パンを売り出していた。PB商品。4枚、5枚、6枚切りが並ぶ。黒系のジャケットに金色の文字。300円。売れないよなぁ。横目に通り過ぎる。ブランドイメージが悪い。あの手この手で高級感を演出しても手に取る人は少ない。数日後、大量の黄色いシール。

買ってみた。手の平をかえして成分表にビックリしたから。ショートニングとイーストフードが使われていない。市販の食パンでショートニングを使っていないのにお目にかかるのはめずらしい。イーストフードではなくイースト、そして発酵バター。なので180円ならと持ち帰る。

翌朝、食べる。ウン?! この食感は、ウン?! あぁー、そうか、うん、うん、これがショートニング不使用の食感なのかぁと。サクッとした食感を醸成するために使われているらしいショートニング。

なんだか昔の食パンを思い出した。懐かしい感じ。サクッとしない。しっとりしない。濃厚でもなく。あっさり。はじめての感覚はパサ?! でもモグモグしても飽きないわ、これ。周りの評価を知らないが、素朴な食パンを久しぶりに食べた。好み。いかんせん高い。手間をかけるってこういうことなんだ。

おいしいって、きわめて強い個の嗜好。どんなものを食べてもよい。からだによいからとか、なにかしらの理由で強くすすめられたくないし、すすめられたら丁寧に断る。キライだ、そんなふるまいは。

むかし散歩の途中、外から見えたパンに引き寄せられて入ったら、障害者の方々が働いていらっしゃるお店だった。少しだけお話ししながら買ったふつうのパン。公園でおやつがわりに食べたらとてもおいしかった。そんなことはいつまでも残っている。

それでは、クラムボンで「おだやかな暮らし」、どうぞ♪

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