「少年少女文学好き500人が選んだ好きな作品ベスト50」中、4冊を読んだ。『シャーロック・ホームズ』シリーズ(5位)、『モモ』(9位)、『クマのプーさん』(15位)、『星の王子さま』(24位)。わああ、ぜんぜん読んでない…。本を読まなかった子供、物語を読んでない大人なんだ、しみじみ。『赤毛のアン』(1位)から『みどりのゆび』50位まで、はじめて見るタイトルもあった。
青年時代は小説を読んだ。純文学は読んでいない。会社勤めのときはもっぱらビジネス書、ときおり小説。たしか30代後半、少年少女向けに書かれた文学作品に関心をよせ始めた。
今年読んでみたい一冊は、『はてしない物語』(23位)。ただそんなにほいほい買えない。
お金貯めないとなぁ。使ってみたかったカメラの後継機が、昨日発表された。予想していた価格より4万円ほど高い。フラッグシップモデルだからそれぐらいするかな。貯金して買えるころには次のカメラが発表されるだろうなあ。熱望していただけに、大きなため息つくも、今のカメラで満足しているし、腕もないのに高級なカメラをぶらさげても詮無い。
詩を読んで役に立ちますか? と質問する人がいるように、物語を読んで何の役に立つの? と首をかしげる方もいそう。
役に立つか立たないかで世界を二分する発想が役に立たないと感じている私にとって、詩や物語は、日々の気持ちを進化させてくれる友達。
詩や物語にふれ、くっきりする日々の濃淡。時々ぼんやりする情景。四季のうつろいから今まで認識できなかったものを目にできる。
見えなかった色が見える。知らなかった花の形を認識する。朽ちてゆく草木に見惚れる。
光と影が織りなす対比に立ち止まる。二度と同じ形は訪れない一瞬に。
空を見あげるようになり、美しく咲く星達と月を愛でる。
夕方の湖面の静けさと刻一刻とかわる色に安らぐ。時に焦燥に駆られる。
すべて詩や物語がそれらを教えてくれた。