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政治のおっせかいが自立を奪う
- 2007-12-11 (火)
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農業にとどまらず、本邦の世相を示唆しているようでオモシロイ
農業委員で養豚業を営む上野幸美さん(48)は、時の流れをしみじみと語った。つい最近、地元の農村青年部が自民党の大物農林族議員を招いたものの、会場にはたった40人しか集まらなかったという。「時代は変わりましたね。必要なのは、補助金ではなく自由です」(湯浅博)
政治が介入すれば農協をはじめとするぶらさがり組織が跋扈し、なにかと統制する。
みんな一律、大きくならず、小さくならず、平等、そして細々とやろうよ。そこそこやれば補助金あげるから自立しないでね。ね、地方といえでも結構大きな家も建てられたでしょ、なんて声が聞こえてきそう。
そんな風潮に嫌気をさした人たちは海外へ脱出。
「いまや、女性のダイエットから見えてくるのは過剰の中の栄養失調でしょう。消費者が何を求めるかが重要なのに、政治はいまだに旧ソ連のコルホーズ(集団農場)のようなことをやっている」
安くないと買わない、は蜃気楼。気がつくと、安すぎてやってられないとさじを投げた国産は輸入して、海外の富裕層のもとへ。民はほんとうに安いシロモノを口へほうりこむ。皮肉だなぁ。政治がおせっかいをやけばやくほど、民はどんなシロモノかわからない食べ物がスーパーにならぶ。大量消費の夢からまだ醒めない。
「何が“やばい”かといって、またも政治が農業に口出ししてきたことです。彼らがバラマキ農政に先祖返りしつつあることだ」
サンケイなのでちょっと割り引いて読まないとピントがあわない。でも、先祖返りしつつあるのは確かだろう。自立してこなかった人たちは、環境へと他責的に。深入りしたくないけど、やっかいなのはその方々が、”票田”だから耳を傾ける。
自立した人たちはいう。
共同でコメの乾燥施設をつくり、まもなく「米シスト庄内」を組織して、直接販売を開始した。同じころに農協が4倍の規模の乾燥施設をつくった。ところが、米シストの固定資産税は183万円も徴収するのに、農協施設は公共性が高いからと無税だった。「正直ムカッとしたけど、この183万円分をいかにコスト削減で浮かすことができるかを考えた。おかげで、経営感覚をみがくことができた」
農業だけじゃない。ちょっと目をこらすとあちらこちらに必要以上に政治の影がしのびよる。
政治もそろそろ主張したらどうだろう。
「正直申し上げまして、いまの給料ではやってられません。それぐらい激務なので。だから給料をいまの3〜5倍にしてほしい。そのかわり、一切口利きもしないし、民に余計な関与もしません。そして、今の議員を半分にします」
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想定内の運用から想定外の運用へ
- 2007-08-22 (水)
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地震学や材料工学の研究者らで組織する研究者グループが21日、新潟県中越沖地震で被災した柏崎刈羽原発は「運転再開を前提とせず、閉鎖を視野に事後処理をするべきだ」とする声明を発表した。経済産業省にも声明文を送るとしている。
これについては下記が秀逸だと思った。どの解説よりも目から鱗。専門家は「想定外」の自然を前提に反対している。が、「想定外」の技術と人心の側面から反対するひとは少ない。
プラントは全体として「想定外」のダメージを受けた。これに対し、どこが致命的で一からやり直しであって、どこが修復できる所なのか、それを見極めながら再稼動することは、新規に建設するよりずっと技術的には高度の作業になるだろう。格納容器の中は放射能まみれで、開けて点検するだけでもものすごく高度な作業になる。想定されてないような部品の交換が必要になる可能性も高い
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打落水狗
- 2007-06-12 (火)
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グッドウィル、介護を全面譲渡へ・ワタミなど一部引き受け名乗りを一読してひっくりかえったので、その感想をこっちでちと愚考。
すでに売却交渉は本格化。ワタミには先週末、複数の証券会社からコムスンの有料老人ホーム受け入れの打診があり「すべて引き受けたい」(渡辺美樹社長)。在宅介護など老人ホーム以外は「大手がやるべきではない」と否定的だ。
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大丈夫です日本語
- 2007-04-30 (月)
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Sankeiweb: 【大丈夫か日本語・上】大学なのに…中学生レベル6割!?
想定内の質問もあったが、就職を控えた女子学生が発した言葉には耳を疑った。「骨が折れる仕事は嫌です」という文章を指さし、「『骨折する仕事』が嫌なのは当たり前。違う意味があると思ったので…」と首を傾(かし)げたのだ。
そも新聞が怠惰であることを忘却している。目糞鼻屎を笑う。
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"お客様第一"では不十分
- 2007-01-15 (月)
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朝日新聞(1月13日付)に、雪印乳業社外取締役・元全国消費者団体連絡会事務局長 日和佐信子氏のOpinionが掲載されていた。タイトルは、「不二家問題 お客様第一では不十分」。一読して得心した。
雪印乳業はかつて乳業のトップメーカーで、食品でも大手だというプライドを持っていた。"あの事件"のあと、6千人いた会社は1500人まで縮み、総合食品メーカーからチーズとバター、マーガリンだけを作る「中小企業」になった。
今、雪印乳業は、社外の人を取締役や企業倫理委員会のメンバーに迎え入れ、「外の目」を採用した。定期的に消費者代表との意見交換もしている。
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グッドタイミングなマッチポンプ消費税論
- 2006-06-29 (木)
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6月29日付・読売社説(1): [消費税]「ドイツの3%引き上げに学べ」
05年の日本の財政赤字は、対GDP比で5・6%とドイツの3・6%を大きく上回る。先進国最悪の財政赤字に直面しながら、政府・与党の危機感の欠如はどうしたことだろう。社会保障を維持し、財政赤字を減らすには、日本も消費税率引き上げ以外の「選択肢」はない。
これ、アフォーな方向へ幻想してみる。読売新聞、購買者数は日本一でしたっけ?で、ナベツネさん。政権与党から読売新聞に「ちょっと(ウチを)叩いてくれない」って頼んでいる幻聴に襲われた。政府になぜ引き上げできぬと"叩いて"いるフリして"刷り込んでいる"。言外に「もういい加減反対するのはやめようよ」とたしなめているように誤読してしまった。"誰に"がキモ。あからさまに書くと「読売はナニ考えてんだ」って言われかねません。「税金」ですから、ハイ。
たしかに日本の消費税率は世界の付加価値税率と対比しても低い。財政赤字解消に低い税率から「引き上げ以外の選択肢はない」と訴える根拠も提示できる。でもだからどうしたの。低いから高いはなるほどだけど何かヘンだ。よくわからない。ミソが足りないから教えてほしい。
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ビジネスマインテッドな財団がもたらすフラット化
- 2006-06-27 (火)
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NIKKEI NET: バフェット氏、株4兆円超をゲイツ氏財団などに寄付を受けての論説。あわせてこっちとこっちの一読をオススメ。すてきなエントリーだ。こんなエントリーを書ける人たちを毎度のことながら羨む。
NIKKEI NET: 春秋(6/27)
バフェット氏は、米国でいちばん信頼されている投資家だという。新聞配達でためた貯金から出発した投資は、隠れた優良企業を探し、有能な経営者を見抜き、その株を長く持ち続けるスタイルで一貫している。短期の上げ下げには目もくれない。親族の関連財団への寄付も含め、今回の寄付総額は資産の85%、4兆3000億円に上る。世界1、2位の富豪がこぞって、慈善事業に個人資産や残りの人生を投じる決断をしたのは、築いた巨富を本当に生かす道を真剣に探った結果なのだろう。税制、宗教的な土壌、社会的な評価–寄付や慈善活動にかかわる風土が、日本と欧米でずいぶん違う。せめて個人の「志」では、世界と肩を並べていたい。
バフェット氏とランチをしたい人手をあげてといったら、入札価格が5,800万円になっているそうな。「ランチをともにする」賃が5,800万円。氏は質素な自宅に住み、「相続は2020年の五輪代表選手を、2000年の五輪金メダリストの子どもから選ぶようなものだ」と相続によって生まれながらの裕福になるシステムを批判している。
さて論説が指摘している寄付文化。これが世界一,二の富豪だけによるものか、はたまた欧米全体を覆う文化なのか私にはわからない。とはいえ、なんとなく欧米にはそんな雰囲気があるのだろうなぁということは皮膚感覚でわかる。これ、いきなり日本に馴染むかといえば私は否定的。まぁ、貧乏人のひがみですが。資産公開せよせよとほたえて、いざ公開すると「とうてい庶民感覚では看過できないレベル」なんて魔女狩りの材料に使っているのを横目でチラ見すると吐いた唾のまんとけよとビーバップハイスクールな気分になってくる。
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マッチポンプはいいけどまきちらさないでね
- 2006-06-26 (月)
- editorial
日本が決勝トーナメントに進むためにはブラジルに「2点差をつけて勝つ」ことが条件だった。小学生に大学入試問題を解けというに等しい難しいハードルであることは承知の上だったが、あまりの力の差にがっかりを通り越して情けなくなった。4年前の日韓共催大会で日本は2勝1分けで1次リーグを突破、ベスト16入りした。開催国としての地の利に加え、1次リーグで強豪国と顔をあわせずに済む組み合わせに恵まれての結果だった。残念ながら日本サッカーの実力が今大会で正当にランク付けされたと考えるべきだろう。
マッチポンプな社説として読めば香ばしい香りが漂ってくる。「こんなにも弱かった」の"こんなにも"は電車の吊革広告のよう。キャッチーなタイトルに拍手を。サッカー記者以外で開催前に冷静に戦力を分析した局はどの程度いただろう。たまたま視聴していた朝日テレビのアナウンサーが現地取材の結果、自分の予想をフリップにしていた。開幕直前の予想は2分1敗で予選敗退。最悪クロアチアに敗けて1分2敗もありうるとスタジオで堂々と切り出していた。スタジオ内に微妙な空気が漂ったかと思いきや気のせいだった。なぜなら空気を感じとる瞬間もないほどすぐさま司会者がVへ行くように話題を切り替えたから。眺めていて「へぇ、こんな予想できる人いるのか」と感心した。
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