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街角

2010.02.13 晴れ

午前中、雑用。確定申告の準備や領収書の整理など。95%完了しているので来週にでも提出しよう。午後からCARAVANへ。修理をお願いしていたかばんを引き取りに行く。てくてく歩く。

トタン板のお店が好き。ご主人曰く、冬は極寒、夏は蒸し風呂らしい。薪ストーブの灯があったかい。修理箇所を確認してお礼。その後、お店のソファでほっこり。ここへ来ると、ほっこりしてしまう。ご主人はミシンを踏んでいる。お互いに話しかけることもない。適度な距離感を探って近所の食べ物屋さん情報を消極的に交換したりする。CARAVANのかばんはリーズナブルな値段。否、安いと思う。だけど、それは二の次。自分のかばんを作ってもらえるって理由でお世話になっている。どんなかばんにしようかひな形と生地を選んでいる時間が嬉しい。今年の母の日のかばんも作ってもらった。すごくよい感じでとても気に入った。モノを増やさないよう削っていく、あるいは買わないようにしているけれど、CARAVANのカバンは部屋の中でたくさん並べたくなる。

お店を出たのが15:30頃。浜大津駅から大津駅界隈を2時間ほど歩く。移り変わり。小さな発見。変化。あるべき場所になくなり、なくなった場所に現れる。廃業と開店。新築。廃墟。主を失ったガラクタ。玩具。不法投棄。路地裏。植木。お店の構えをじっと眺める。古本屋にいる小学生。煌々と輝く美容院で髪を切る美容師。格子窓。格子戸。地域の不平不満を述べる。簡単だ。思いつくままに述べられる。だけど、ほんとうに見ているだろうか。自分の理想の地域を勝手に思い描いて、それが実現されていない地域を嘆いている。自分の表現の拙さ、思考の愚かさに気付く。とても充実した2時間だった。

浜大津駅前の立ち飲み屋さんで食事。久しぶりの外食。奥様と二人で4,410円。美味しかった。ちょっと食べ過ぎ。観光客に間違えられた。なのに、スタンプカードを作ろうとするご主人。おもしろい。愛嬌って才能の一つと実感。住まいを聞いて驚いたらしく、その勢いでスタンプをどんどん押していく。6,000円食べると500円の割引。ポンポン押す手は6,000円を突破。次回500円割引と微笑。上から目線でも媚びた姿勢でもない微笑。

街角でまた発見した。

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悩乱

2010.02.12 晴れ

寒い朝が続く。天候が芳しくない如月。午前中、DBの制作。一歩、一歩進んでいる感覚があるし、ひとつがわかると、ひょっとしてアレもできるのかと期待が膨らむ。ものづくり。おもしろい。

15:00前に出発して神戸へ。O先生へ印刷物を届ける。昼得切符と宅急便の価格と比較したらほとんど変わらなかった。だったら、折り曲がるリスクを減らせられるので自分で運ぶ。途中、尼崎-立花間の踏切で非常ボタンが押されたらしく列車が9分停車した。

17:00前に大阪駅へ戻り。書店へ。『虐殺器官』 伊藤計劃, 『Self-Reference ENGINE』 円城 塔, 『われわれはなぜ死ぬのか ――死の生命科学』 柳澤 桂子 を購入。ここにも偶然と必然が織り交ぜられている。パソコン工房でMac mini用のメモリを購入。アメリカから純正のFANが到着したら開腹予定。この際、HDDをSSDへ変更したいけれど、PATAのSSDよりMacBook 黒のSATAのSSD化が優先なので我慢。SSDを眺めていると 『イノベーションのジレンマ―技術革新が巨大企業を滅ぼすとき』 がちょっとだけ理解できたような感じ。

18:00前に目的地到着。19:00からM先生のミーティングだったので、マクドナルドでコーヒー。iアプリを起動してクーポンを取得、Edyで支払い。少し大きめの声でないと、iDと間違えられてしまう。2Fの禁煙席は満席。順番待ち状態。3Fの喫煙席は空いていた。4Fもあるのか、喫煙席らしい。比率から判定すると喫煙者の利用が多いということか。

19:00からM先生のミーティング。アジェンダを作成していた。驚いた。ミーティングが進化している。アジェンダ作成, ファシリテーション, タイムキーパー, 書記と各自が役割を担う。粘菌が高度なネットワークを構築する記事とリンクしたみたいでワクワクした。ただし、各自が自分の役割に没頭しすぎて、ミーティングを忘れてしまったら本末転倒。だから、役割の分担とミーティングの参画、両者のバランスを保持できるようハンドリングしなければならならい。70分ほどで終了。すごくよかった。次回も楽しみ。21:30すぎに帰宅。

自分の役割は何か、と悩乱する。自らその機会を設定する行為は大切だろう。ただし、自己言及の矛盾を承知しなければならない。自分の役割、問い続け、発見できず、苛立ち、周囲に当たり、反省し、嫌悪し、前進。でも、ある時、フッと映像処理される瞬間がある。ミーティングの空間で役割と脚本を設定して演じようとしている時は躰と脳髄がバラバラで気持ち悪い。気持ち悪いからやめる。演じるけれど、力を抜く。自分がコントロールできる事象を精確に処理し、無心が訪れるよう祈る。その言動を周囲が勝手に評価した。刹那、評価した空間に存在する自分、自分が自分を観察する。評価した空間は変化。気付く。ひょっとして自分が演じた役割の極小の要素が空間へ微少な影響を与えた結果かもしれない。そう分析する。もし、分析が正しいならば、と仮定して内観。内観が映像処理する。自分の役割。映像化された役割を言語化しなければならない。言語化できるまでさらに悩乱。悩乱, 行動, 観察, 分析, 発見, 懐疑, 映像, 言語, 絶望…..そのリピート。

目の前にある知を発見する行為からすべてがはじまる。そして、はじまったにすぎない。

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忌明け

2010.02.11 雨

満中陰。精確には二月十二日。くしくも自分の誕生日に義父は極楽へ旅立つ。49日かけて中陰の道を歩き審問を受ける。六道のどの世界へ輪廻転生するのか。浄土真宗はみな極楽へゆくらしい。信心深くなったわけでもないし、関心もない。おもしろいと思う。

十三宗五十六派。政府が伝統宗教として承認した宗旨宗派らしい。現在は宗教団体法が施行されているので関係ない。十三宗五十六派どころか一万あるとも言われている。そして、信者は4億を超えるとも。日本の総人口を一億二千万とすると、全員が3-4の宗教を信仰している計算だ。クリスマスを祝い、大晦日に除夜の鐘をつき、その足で初詣すれば確かに3つ。この奇態を八百万の神と云い、うまく表現したと思う(意味が違う)。

四十九日。七日。七×七。7は不思議な数字。1/7,2/7,3/7,4/7,5/7,6/7…..分数の解を書き並べてみると驚く。美しい。『すべてがFになる―THE PERFECT INSIDER』 の真加田四季博士は孤独と表現した。

満中陰。お陰様で、との挨拶。懐かしい響きでなくてよかった。そうお陰様で。地域社会や共同社会という声を聴く。地域は消えたかのように錯覚する。だからもう一度、地域を「見える化」しようと取り組む。行動する。ステキだし素晴らしい。ただ、「見える化」しすぎると、奥床しいふるまいが失われる。地域を形成する大切な要素である。

地域と死は連関しているようでしていないのか。興味深い。生は地域にあり、死は身内にある。死を迎えた、「方法」を気にし始めた人々がいる。「死に方」に悩む風潮はあった。だから健康が第一と”わざわざ”口にするようになった。今度は死を迎えた後の「方法」に悩む。葬儀は家族だけで、お墓はいらない、法事もしなくてよい、などなど。それらと呼応するように明瞭な葬儀が人気である。イオンは宣伝こそしていないけれど、葬儀業界へ参入して着実に売り上げを伸ばしている。人気の理由は明確な価格体系。

地域を「見える化」する一方、死は身内で、だけど無縁死は嫌、これはすべて同じ集合か。あるいは別の集合であり、それぞれの活動がクローズアップされているかもしれない。「わからないものはわかりやすく見えるようにしてほしい」という願いは共通している。

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諤諤

2010.02.10 雨

春の雨といった感じ。全国の気温を一覧で眺めると、身の回りと異なる日本の表情を伺える。20℃を超える地域があれば、-34℃を記録する地域もある。生活の様式はまったく違うし、文化も異なる。継承されてきた行事も違う。古来、気候は祭事へ影響を与えただろう。

終日、データベース制作。データベースとは何か、概念やファイルシステム、DBMSなどの参考書を読み、全体を理解しようとしたと思う。今回は違う。まずは制作してみることにした。無謀であるけれど、とにかくまずやってみる。書籍を片手に見よう見まねでFileMakerを動かす。書籍のとおり動作すると嬉しい。そして少しアレンジすると失敗する。なぜだろう、と考える。その繰り返し。やっぱり自分はマップラバーになれないなぁ。マップヘイターか。

F先生とメールでいくつかやりとり。諤諤か。自分は頑固だし、議論の最中、敬意と感情を切り分けてしまうので、不躾な文章を書いていると後で反省する。侃々諤々の議論とは、様態を表現した便利な単語であるけれど、実態は感情の影響を受ける。感情や遠慮を分離させ、議論の中心に敬意だけを置き、互いの意見を述べ、そこから第三の視点へ昇華させ、新たな知性を得る、という行為は理想にすぎない。でも、その理想をあきらめたくない、と常に考え、チャレンジする。試行錯誤から感情と礼節の意味を発見するようにもなった。そして、その発見をまた疑う。

休憩をかねて近くの本屋へ。 『子供の科学 2010年 03月』 を買う。当初買う予定だった、文庫5冊は置いてなかった。どれも02/09, 02/10の販売。『アイディアのレッスン』 が20冊以上山積みされていた。みんなこの本を買うのだろか。売れなければ返品すればよいのだろう。悪い意味ではない。ネットから書籍を買えるようになったのだから、大手書店の一販売所であっても、現場が仕入を判断したほうがよいと思う。地域や立地によって購買は異なるはず。この本屋の売り場も文庫以外のラインナップはユニークだ。売り場をつくっている。どうして文庫は、上からの押し売りみたいに販売しているのだろう。

生命が機能パーツの集合体に見えるのは、部品還元論的な見立てをすることによって、そう見えるだけのことであって、その成り立ちからモジュラー組み立て方式によって作り上げられたものではない(『もう牛を食べても安心か』)、と福岡先生は主張している。一人の人間が描写する全体の範囲はどこまでだろう。全体と部分、という腑分けが間違っているのか。組織を生命体と置き換えて考える、その比喩と前提がおかしいのかもしれない。それでも、組織を外部から観察したとき、全体と部分と腑分けしたくなる。全体の概念があるから部分という思考が発生する。一人一人が役割を果たしていても、全体は役割を十全に果たしていると満足しない。当然である。もし、満足してしまえば、組織の成長は止まる。成長というより、持続可能性が低下する。このあたりに、組織と生命体の差異のとっかかりを見つけられるかもしれない。チャレンジしてみよう。

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恩恵

2010.02.09 曇り

朝は前日までと比べ寒くなかった。 予報どおり。前日比+8℃らしい。球根の芽が出てきた。ちょっと早いような気がする(初めてなので知らない)。花が咲くとよいな。

午前中、O先生のプローフィルを印刷。プロフィールを印刷した光沢紙をアクリル板に挟んで医院の待合室の壁に取り付けている。今回、その印刷の修正と新たに症例写真集に挿入したいとの依頼だったので制作と印刷。

ちょうど一区切りついた頃、カナダからSkypeで入電。会話(日本語で)。問題を解決できて安心。技術の恩恵を実感。素敵な時代だ。MacBookのディスプレイの向こうはカナダだ。距離をまったく実感しない。音声と映像はクリア。おまけに、向こうのPCのディスプレイをこちらに映し出せるので、操作方法をすぐに教えられる。M社はカナダに事務所があるのでSkypeを常用しているだろう。試しにIDを検索すると見つけられた。外国人が無線LANスポットでスマートフォンやノートのディスプレイに向かってしゃべっている気持ちを理解できる。かねがね書いているとおり、数十年後には移動の概念が書き換えられると実感。

午後からF先生のDB制作。まずはサンプルを書籍のとおり制作してみる。まったくわからない。でも続けてみよう。

恩恵といえば、政治家がネットで実情を訴えるので問題を理解できるようになった。今日も河野太郎さんのブログを読んで自民党に嘆息。政権交代が実現したので、民主党政権が機能しなくなったら、次の政権交代がやってくる。それは今の自民党であるはずない、と感じられる一幕。何年も前から選挙でネットを解禁しろとの意見がある。それに対してデジタルデバイドを指摘すす。もし、今でもそれが理由だとしたら滑稽。デジタルデバイドという単語を建前にして逃れている。

ネットで選挙活動すれば、興味を抱く人は自らアクセスする。政治家は自分の主張を映像や文章で充分に伝えればよい。名前だけを連呼する選挙カーは必要ない。ネットへアクセスできない方々へはミニ集会を開く。そのための時間をどんどん作ればよい。真摯な態度で活動している政治家はミニ集会をやっている。

選挙は静かでよい。集会とネットが機能すれば、わが党の候補者であればたとえ豚が立候補しても投票する、というジョークが日本でも通用するだろう。自分が生きている間に実現しないと思うけど、いつかそうなるように願いたい。

夕方、M先生から連絡。久しぶりにお声を聞いて安心した。緊急の依頼。内容を伺って躰が一気に緊張する。電話を終えると、さっそくサイトの変更。M先生の心中を察しながら制作。夜までかかった。そのあと、M社のトップページを変更。S社のページ制作。23:30頃終了。

『禅とオートバイ修理技術〈上〉』 [to Amazon] , 『禅とオートバイ修理技術〈下〉』 [to Amazon] を購入。非常に楽しみ。

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予約

2010.02.08 晴れ

午前中、M社のトップページを変更。密かに(って一人なので密かにでもなんでもない) 進めてきた変更がようやく完成。クライアントへメール。

その後、F先生のWikiを確認。院長の意見を読む。予約管理に言及されていた。院長の意見が採択されるであろうから、現在思案中の予約管理システムは却下。餅屋は餅屋に任せたほうがよいとの判断だろう。DBにも関連するかもしれないので要確認。週末、I氏からメールがあったので数回やりとりした。

M先生とメールでやりとり。その後、日曜日の続き。インストール作業と環境整備。夕方にはDBの構築環境を整備できた。あと、MacPorsからMySQLやらインストールするかどうか思案。まぁ、必要最低限の環境は構築できたのでOK。

夕方、イオンへ。バレンタインデーの売り場がすごい。まったく関心ないので、過去の売り場を記憶していない。比較できない。売り場が年々広くなってきている気がするだけ。なのに、すごいと感じた点は品揃え。サントリーの販売員が山崎のミニチュアボトルを揃えていた。ウイスキーボンボンなら見たことあるけれど、ミニチュアボトルとチョコレートのセットは知らなかった。あと、チョコレート味?!のお酒があった。要は、チョコレート以外の業界からも参入していると考えてよさそうだ。来年は和菓子屋さんが何か商品を開発してくるかもしれない。バレンタインデーがチョコレートにとどまらず、贈与のイベントへ変化しているということか。

FileMakerのユーザインタビューでらむ亭さんの事例が掲載されていた。やれないことはないんだなぁ。すごい。すべて独学。FileMaker+Lassoで注文処理からサイト運営している。いずれ会計システムもFileMakerで一本化してハードウェア構成をシンプルにしたいと書いてあった。とても勉強になった。

らむ亭さんのシステムはPHP+MySQLで構築できるだろう。ご自身がインタビューで指摘されているとおりだ。他者がそう指摘することは簡単である。特に知識だけ理解している人はやってもいないのに大言する。知る、ことでそれを得たと思い込む。「言葉」を知っただけだ。

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黙黙

2010.02.07 晴れのち曇り

昨夜の続き。F先生のDBを作成するので、OS環境を一新。OSをSnow Leopardへ。朝からその作業。OSのクリーンインストール。OSのカスタマイズ。ATOK 2009の次はメモリ, ステータス, 環境設定関係のソフトをインストールして、ブラウザや常用アプリ。あとはFileMaker Pro 10。朝から黙黙と作業をこなす。文字通り作業だと感じた。

MacとOS周りの整備は何も考えず、只管構築あるのみ。使い勝手のよい環境へ。MacPortsでApache2, MySQL5, PHP5の環境構築していく作業と違うな。20代の頃はインストール猿で、こういった作業は好んでやっていたけど、今は一刻も早く安定環境を整備したら、あとはよほどのことがない限りいじらない。時間の価値観が変化したせいだ。

土曜日に積もった雪が溶けてゆく。今年は何度か雪が積もった。大阪から滋賀へ引っ越した初めての冬、白銀の景色を見てとてもびっくりした。大阪では雪が珍しいので、積雪の概念を持ってなかった。積雪の記憶はたしか高校受験の時ぐらいだった思う。寒さも堪えた。暮らし始めた2週間は、夜中寒くて毎夜目が覚めた。おまけに雪が積もるし、毎日降るわでえらい場所へ引っ越したなと思った。後でわかったことだが、その年は三八豪雪以来の大雪だった。

それを思い出しながら外の景色を眺める。見慣れた風景になった。寒さも堪えるけれど慣れてきた。慣れは怖い。異なった角度から現象を視る力を低下させる。一瞬で日常を判断してしまい、詳細へ目が向かない。コントラストにも気づかない。慣れは緊張感を奪い、危ないと知りつつ、凍った道を小走りする。目の前の景色は見慣れても同一の存在は全くないはずである。だから、五感と思考が鋭ければ、変化や対比に気づく。つまり、自分の頭はどんどん悪くなっているということ。

森先生のブログで読んだ禅僧の話をいつも思い出す。脳波の実験。一般人と禅僧が座禅をしている途中、5分に1度、ベルを鳴らす。両者の脳波が乱れる。禅僧の脳波は乱れなくなると予想されていた。実験の結果は予想を裏切った。2回目、3回目のベル、一般人の脳波は乱れなくなった。禅僧の脳は、いつも同じように乱れたという。無心とはこういうものを意味するらしい。あるいは初心とも云うかもしれない。

背景に存在する事象を視る力、その事象を幾通りもの物語へ組み立てる力、それらの源は感性だ。優れた感性は自分を常に揺らがせている。居着かない。初心を保つ。

要領がよくなりたい、狡猾でありたい、上手く立ち居振る舞い他人から高い評価を得たい、その気持ちを持った代償は感性を失うことだ。今の自分を分析してそう考える。他人の評価より日常の微細な変化に気づく感性を持ちたいと願う。

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一息

2010.02.06 晴れ

06:20頃に目が覚めた。もう一度寝たいのに寒いので寝られない。雪が積もっていた。ラジオのスイッチをON、FM77.0。土曜日はあいにくローカル放送が少ない。東京系の番組が多い。

昼からO先生とサイト制作のミーティング。見積書を最終チェック。価格がかなり高いかなぁとためらったけど変更せず。強気弱気ではなく、自分が制作するサイトの価値に自信を持っていると鼓舞して製本。

08:00頃からJR西日本のサイトで運行状況をチェック。大丈夫だったので12:48の新快速に乗ろうと駅へ向かうとダイヤが大幅に遅れている。サイトを信頼した自分が馬鹿だった。なんとか14:30前には現地へ到着。15:00からミーティング。その前に『リスク・リテラシーが身につく統計的思考法―初歩からベイズ推定まで』 を購入。帰りの電車で読みたいところ。

終了後、O先生に感謝を伝える。自分が初めて制作したサイトがO先生のサイトであり、それがずっと気がかりだった。よかった。このサイトをリニューアルできれば、自分にとってひとつの区切りになる。そろそろ次のことを考えなければならない。

データが揃うまで時間がかかるので、今の状態で保留してほしいとのこと。ルックスとデザイン、ナビゲーション、情報の設計、それらすべてにOKをいただく。見積もOK。

23:00前帰宅。データをサーバと同期させ、明日の準備。明日は一日かけてMacBook ProのOSを入れ替える。Snow Leopardを導入してFileMaker Pro 10をインストールするつもり。F先生のデータベース構築のため。今のOSは3年以上使い続けている。少し安定性が低下してきたので、データベース構築をチャンスととらえMacBook Proの制作開発環境を一新しようと決めていた。たぶん、一日では終わらないと思う。おそらく2日はかかるはず。

O先生のサイト制作が一段落ついたので、F先生のデータベース構築へ着手。はじめての経験でまったく何もわからない。いわば素人が家を建てるみたいなもの。これが構築できて使えるシステムを提供できれば、自分にとってまたよい区切りだろう。

昨年から今年にかけてよい経験をしている。10年、サイトの更新を継続させることは難しいのだろう。自分の場合、めぐまれた環境にいる。それに気付いていながら、次の手を打たなかった。自分の浅慮が今の状態を招いた。悲観しているのではない。自分の言動を分析して評価した上で、次の生活の糧を探さなければ同じ轍を踏む。それがもっとも愚かな行為だ。今までご支援くださったクライアントの方々へ感謝。

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不言

2010.02.05 晴れ

奥様は木曜日から里へ帰っているので独りの朝。独りでもリズムは同じである。ただし、音が少ない。FMしか聞こえてこない。AMを聴けない。受信環境が悪い、あるいはラジオの受信性能が低い。どちらだろう。自分は前者と考えている。

午前中、02/06に伺うO先生の準備。今日と明日は神戸も寒いらしい。滋賀県も地域によっては1m以上の積雪との由。ラジオのDJはやっぱり広いと感心していた。

お昼前に出発してF先生のミーティングに参加。13:30頃からスタート。その前にMac miniの状態を調べる。バックアップは良好。cronもbackup3もエラなし。安定している間に次のシステム、メンテナンスフリーの簡単なファイルサーバを考えないと。それを構築できれば、自分もいなくても大丈夫だろう。あるいはネットワークの知識を理解している人なら誰でもリカバリーできるはず。

15:00前に終了。16:00すぎに失礼して大阪で調べ物。20:00頃帰宅。誰もいないので家がとても寒い。マイッタ。ショットグラスでロックのウィスキーを飲む。少しだけ躰がポカポカ。持続しない。頭のぽかぽかだけが続いた。

不況であっても通販は売れているらしい。データを持っていないので事実かどうか知らない。体感では納得できる。大阪の量販店へ行くと、品揃えは豊富だ。でも、値札が貼っていない、値札と型番が一致していないなど、細かいミスが多い。売場が広いから場所を把握できない。困ったことに人がいない(もちろん、”存在する “という点ではいる)。質問できない。自分はポイントにまったく興味がないので違和感が残ってしまう。

ラジオの通販を聴いていると、ジャパネットの説明は上手い。量販店に各種メーカのテレビがフロア一面に置いてあっても、自分が視るテレビは一台である。100台の中から選択するのは面倒である。自分が何を買ってよいのか理解できる人は少ないと思う(家電フリークを除く)。ジャパネットはその点を突いている。今回、なぜオススメするか、何ができるか、どういったシーンで利用するか、をハイテンションでしゃべる。家電フリークでなくてもちょっぴり知っている人なら嘲笑してしまうような説明もおかまいなし。でも、それがよいと思う。それだけ説明を聞けばあとは買うだけでよい、と思わせるトーク。画面の向こう側にいる人たちが質問したい点をカバーした説明。おそらくターゲットが明確なのだろう。だから微に入り細をうがつしゃべりが購買意欲をそそる。それに、ターゲットの人は、価格を聞いて価格.comで調べたりしないだろうから、安いか高いかなんてあまり気にしないのではないかな。

現場の現象を分類して抽象化する、パターンの認識や構造を議論する、それらの行為は必要である。反面、それが有言不実行に陥る危険を察知しなければならない。量販店の売場はよく考えられていて、売れ筋商品の配置やエスカレーター付近の陳列など勉強になる。でも、どうしてか、有言不実行の印象が残る。自分の先入観だろう。反面、通販の人々はしゃべりまくる。辟易するぐらいに。なのに不言実行と映る。少しでもよいなと感じる瞬間がある。想像のない言葉は口からあふれ出てくるけれど、想像のある行動はあふれ出てこない。にじみ出てくる。周りはその滲みを察知していると自覚できないのに認識している。五感が滲みを感知している。そんな想像力のあるふるまいを身につけたい。

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思惑

2010.02.04 晴れ

よい天気。ガジュマルや多肉植物を日光浴させる。多肉植物の葉は朝日の方向へ傾いてきた。おもしろい。夢を見たけど覚えていないので、見てないとなる。奇妙な感覚だけが躰に残った。トイレ、風呂、ご飯などニュートラルな生活空間で「ああ、そうか」とか「あかんな」と声を出す機会が増えた。頭の中でHTMLを書いて検証しているから。本の話を突然思い出すから。観察した現象を分析して納得したから。とか、色々である。そのたびに奥様から気持ち悪がられる。電車の中ではくれぐれも注意するようにとの警告。

午前中、F社のリポート作成。アクセスログの結果をまとめる。問題を把握できているのに解決策を講じられない苛立ち。自分のスキルを向上させないと。午後からO先生のサイト制作の見積もり。

昨年4月、iPhone 3Gを購入してアドレスやスケジュールなど紙のデータを一元管理するようになった。スマートフォンほど使いこなせていないけれど満足している。そのため、DoCoMo NM705iがiPhone 3Gとかぶるようになったので、12月にシャープ製の端末を購入した。電話は受けるだけだし、iモードもiアプリしか使わないので機能と価格を重視した。機能は必要最小限、価格は最安値。のに、いざ売場へ行って、正直、萎えた。がっくり。持ってる感がまったくない。洗練されたフォルムをほんのわずかに期待したけど、自分が間違いだった。結局、かなり我慢して割り切って購入した。

現在、DoCoMoの端末は、決済専用機みたいなっている。IDとEdyを登録して、経費関係の決済はiD、事業主勘定はEdyに設定。領収書の整理と経理の手間が減った。JRを利用するのでICOCAもカード決済へ変更。記録をネット側へ保管する仕組みはだいたい完了。

アップルの共同創業者のスティーブ・ウォズニアックが、「トヨタ自動車の新型プリウスを運転中、急加速が起きた」と発言し、「これはソフトウエアの問題だ」と指摘した。天才の指摘が正解かどうか知らない。それよりも、その後の言葉が興味深い。「完璧な製品などない」とコメントして、さらにプリウスを買い増すらしい。ちなみに現在4台保有中。ジョークかと思ったけど、エコカーを多数保有して地球環境へ貢献しているらしい。

完璧な製品がない、というスタイルをどう受け止めるか。シンプルな一言の裏側はとても複雑な現象が潜んでいる。Googleは自社サービスをベータ版で投入する。今ではそのスタイルが受け入れられ、βやVer.0.xがついている。ややもすれば、その呼称がが先端であるかの印象を抱かせる。

エンジニアの方々の思考にふれると、完璧の定義が一般人と異なっていると思う。そもそも、一般の人は完璧の定義を回答できるかな。自分はできない。完璧という単語を抽象概念へ閉じ込めている。自分の思考を文系と云いたくないし、理系・文系の区別は嫌いだ。完璧だけじゃない。単語が独歩して、定着してしまい、よく吟味されずに使われている便利な言葉が増えた。その感覚の裏側に思惑の気配を感じる。気持ち悪い。世間は完璧な言動を求めているのかな?

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