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地域住民が小児科を守る
- 2008-04-09 (水)
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神戸新聞が取材し続けている兵庫県立柏原病院に「住民が奇跡起こした」と小児科医が着任してきた。
医師の負担軽減を目指す丹波市の母親グループの活動に共感した小児科医の石井良樹さん(32)=伊丹市出身=が、岡山県内の大学付属病院から同市柏原町の兵庫県立柏原病院に転勤を希望し、四月から常勤医として働いている。兵庫県病院局によると、他府県の大学医局を離れ、県内の地方に進んで赴任するのは極めてまれという。
県立柏原病院の小児科を守る会は地域の母親が子どもたちを守り、小児科医の負担を軽減しようと結成された。医師の先生方からすればまさに「奇跡」と表したくなるのだろう。それぐらい地域の小児科は疲弊していたのかと再認識。
小児救急患者の大半が軽症とされる中、患者側が受診のあり方を見直し、小児科医の負担を軽減しようとする母親たちの活動が丹波市で実を結んでいる。可能な限り「かかりつけ医」で受診し、診察時間外の利用を避けるよう訴えた結果、同市の県立柏原病院では軽症の小児患者が駆け込むケースが激減。緊急性の低い患者側が受診を控える例は全国でも珍しく、医師不足の歯止め策としても期待されている。
医師や医療機関が悪者のように仕立て上げられる報道が目につくなか、患者の実態を報じるメディアもある。産婦人科なら「産み逃げ」や「コンビニ出産」、救急医療なら「コンビニ受診」。救急車は「タクシー」と化した。医療現場に携わる医師やスタッフの方々を案じると言葉もない。崩壊が目の前にやってきている。このままでは小児科がなくなってしまうのでは」という危機感を持った主婦が立ち上がり会を結成。「コンビニ受診をひかえる」よう呼びかけた。
「このままでは小児科がなくなってしまうのでは」という危機感を持った同市の主婦杉浦保子さん(28)は今年4月、母親たち約10人と「県立柏原病院の小児科を守る会」を結成。街頭などで小児科医派遣を要請する署名活動を行うとともに、「コンビニ感覚での病院受診を控えるようにしませんか」「かかりつけ医院を持ちましょう」などと書かれたビラを配り、利用する側の意識変革も訴えた。
ただよびかけるだけでなく、子どもが熱を出したり、咳き込んだりしたときの対応を目安にしたチャートを作成して親に渡すといった活動に取り組んでいる。それら以上に私が感銘を受けたのは、医師への感謝。
同会は医師に感謝の気持ちを伝えることも重視する。「先生、いつもありがとう」。母親から集めたメッセージカードが同病院内に掲示されている。病院や診療所の医師らに年賀状も出した。
ときおりインタビューで「診てやれない」という言葉に遭遇する。前後の脈絡を省いた判断は短見だけど、私は「上から目線」の医師の言葉に過剰に反応する。ただ幸いにも今まで出会った先生方からそんな目線を受けたことがない。ほんとうにありがたいと感じる。
医療の現場に「患者が主人公」なんてフレーズはナンセンスだと思う。また「医師がサポート」もどこか遠い。それぞれが果たせる役割を全力でぶつける場を両者がどうやって築いていくのか。そして互いに気づいていくのか。それが問題だと思う。先生方が「地域医療」に懸命に取り組んでも患者が気づかない。患者が不安を抱えていても先生方が気づかない。
お母さんたちは自分たちの子どもを守るため、先生を信頼することから歩み始めた。なにより自分たちが住む地域を信じる。それがスタートラインだと思う。
地域には「かかわる」という言葉がやってくる。それは重たい。だけど重たければ重たいほど優しい。厳しければ厳しいほど優しい。「かかわる」ことを抜きに地域は存在しない。「かかわる」がない地域、それは地点にすぎない。
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中国で製作した義歯から鉛
- 2008-03-14 (金)
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大気汚染でマラソンを棄権する世界記録保持者、食品テロと揶揄される中国製食品、海外に目を向けると中国製風邪薬で死亡者続出している南米、それにおもちゃから鉛が検出されて混乱している欧米の玩具市場。中国が世界にあたえる影響がすさまじいなか、今度は、「義歯から危険なレベルの鉛が発見された」らしい。米国発。日本でも緊急調査したところ、ちょっと怪しげな雰囲気も。
中国製の食品や玩具から毒性が検出されて内外で問題となる中、米国歯科技工所協会(NADL)が中国で製作された義歯修復物から「危険なレベルの鉛が発見された」と報告している。日本の歯科医療でも安価を売り物にした中国など海外の技工物が広がる状況にあり、歯科医に緊急アンケートを行った青森県保険医協会歯科部は「海外技工物に関しては、法律上の制約も行政上のチェックもないままに行われており、安全性の面から大きな問題がある」と警告している。
鉛に加えて「放射性アイソトープ・トレース」が含まれていることも判明し、米国歯科医師会(ADA)は「非常に深刻な事態」と指摘。日本は技工士のみなさんが大変な苦労されつつ制作しているので安心なのかなぁと思っていたら、どうやらそうとは言い切れない面も。
青森県保険医協会歯科部のアンケートによると
海外技工物の案内やチラシについては、「見たことがある」が44人と約4割を占め、その時期に関しては「平成17年」が7人、「平成18年」が13人、「平成19年」が16人と増えており、海外技工物の宣伝が2〜3年の間に急速に広まっていることが分かった。技工物の内容(複数回答)では、「義歯」が過半数を超える35人、次いで「冠」が19人で、この2つが全体の8割を占めていた。
また、海外技工物が下請けで海外に出されているケースに関しては、「知っている」が48人と4割強に上った。知った時期については、海外技工物の案内やチラシの認識と同様、「平成17年」が7人、「平成18年」が10人、「平成19年」が12人と、ここ数年で増加傾向を示した。
一方、技工物の依頼では、「ない」が圧倒的多数の106人、「ある」は5人にとどまった。今後の利用に関しては、「ない」が101人。ほかは「条件が合えば利用する」が10人、「ある」は1人だった。
この回答から察するに、すでに国内に流通しているわけか?
「低医療費政策のもとで、経営を守るために、より安価な技工物に傾斜せざるを得ず、コスト面で海外技工が広がる土壌がある」と指摘されているようで、事実だとすると、歯科医療の保険点数が改善される見込みはうすく、歯科から技工士へのプレッシャーはますます強くなるのではと危惧します。
ちょっと神経質かもしれないけど深刻かと。
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歯で気付こう
- 2008-02-04 (月)
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歯で虐待に気付こう--。三重県歯科医師会と同県がネグレクト(育児放棄)などの虐待を受けている児童に虫歯が多いことなどを歯科医たちに伝え、検診時の対応マニュアルなどを配布したところ、歯科医の関心が高まって実際に通報するケースが増えてきたことが分かった。同会と県がこのほど津市で開いた「日本子ども虐待防止学会」で報告した。歯科医の意識向上が児童虐待の早期発見につながることを示す例として注目される。
「検診でネグレクトの疑いを持ったことがある」と回答した歯科医師は4割にのぼるとのこと。虐待を受けた児童の虫歯経験率は通常の1.5倍、処置率は約1/4。ということは、「むし歯になるけど歯科医院につれていってもらえない」わけです。
もっと踏み込むなら、「歯の磨き方」を教わっていないかもしれないし、食べ物もどうかなぁと。
こどもは「自分の歯を守れない」というより命の意識をもっていないと思う。だから「教わる」のじゃなく「からだと歯」を体感してほしい。こどもの「命」を脅かす存在を絶対許さない。
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今日もまた”予防”へいく
- 2007-11-30 (金)
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本日、午後から東大阪へ。3ヶ月に一度の歯科定期健診。今回は事前に私から予約をしていなかったのでハガキがきた。日時に指定してあり、その日時でいかがですかと。もちろんOK。ハガキに「検診」の文字。私の頭のなかは「健診」。違いはどうでもいいといえばどうでもいい。けど、どうでもよくない場合もあったり。で、さらにややこしいことを書けば、健診すら私の頭からなくなってくる。予防もナイ。ただふらっと行くような気分。そんな歯科医院であってほしいと常々願う。勝手な願望。まだフラっといけない構える自分。情けない。
この時期、平成20年度診療報酬改定の基本方針をめぐってにぎやかだ。医療を受ける側の人たちは関心を持たないかも。診療報酬の引き下げや据え置きは、回り回って私たちにふりそそぐ、なんて実感はともなわない。「保健制度があたりまえ」だと思っている。保健制度の金じゃなくトータルな質が破綻している地域があっても。
虎の尾をふみたくないので突っ込んだことを書かない。11月、草津にある大病院へ何度も足を運んだ。広い総合待合室には朝からマスクをした人々。インフルエンザだろうか。わからない。何度も言う、虎の尾をふみたくない。
「あたりまえ」だから気兼ねなく通う。それはそれで当然の権利だろう。中学校まで「タダ」という地域もあるらしい。少しでも不安なら待っても受診する。他はあまり芳しくない評判でも、私が並んでいる病院はいい先生ばかりと笑顔で。子どもから大人までいろんな”顔”で待つ。
国、というよりも”知らない人”たちが医療を司る。その人たちは、「ほら、いざとなったら自分たちは紹介してもらえるから」と心中あるのかもしれない。とんちんかんであろうがなかろうが、医療の方向に正解や間違いがないかぎり、”削る”ことしか考えない。正解があると思うから歯車が狂う。で、その反動が産科のようにやってくれば、ちょっと手厚く報酬を算定する。「算定」だ。
教育も医療も、私には埒外だ。専門的知識や現場を知らない。ただ、患者として観察しているだけ。それだけとはいえ思う。もう現場に任せたらどうだろう。というよりも、NPO(このネーミングがトレンドになっているので使いたくないけど)というか、まぁどんな組織か興味がなくて、とにかく情熱を持って自らの考想を実践しようと駆けめぐっている人はいるはず。その人たちで十分じゃないか。
その人たちは私に何を教えてくれるか。何も教えてくれない。ただ自立した生活を営めるよう示唆を与えてくる、あるいは耳を傾けてくれる。それがどれほどありがたいか、どれほどの救いを与えてくれるか、どれほど感謝をささげるか、”知らない”人は知らない。あたりまえか。対処療法を信仰(しているのだろう)。
どこかの知事が発言したフレーズに揚げ足をとって報道する。どっちもどっちだ。自分たちが若かりし頃を顧みず、生まれたときから今の「地位と思想」にあったかのように若者を律する。時間軸が短い。それがどれほどの負を与えているか想像せず。礼節を忘却した知事と報道が規律を論じるアイロニー。韜晦、この批判も揚げ足とり。お前は知らないくせに書くなと私が言う。
医療の待合室をながめるとそんな雰囲気を感じ取る。どっちもどっちだ。虎の尾をふみたくない。
自省した人はおのずと医師に出逢うだろうし、互いが吸い寄せられるだろう。頭がとんでもなく悪いのでロジックを書けない。ただ吸い寄せられる、そんな非論理的な感覚しかない。地域やNPOいう言葉、衒いがあるのであまり用いたくないけど、そんな人たちはゴマンといるはずだ。
それで十分。
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