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3日で500万円の終末医療
- 2008-04-24 (木)
- politics
民主党は「年金天引き」に焦点をあてて、制度と生活の問題をかわしていると私は受け止める。そんな矢先、長妻昭議員が質問した。前後の文脈を知らないので意図はわからない。でも、「終末医療」を引き出した議員と官僚に敬意を表します。あと毎日新聞にも。
後期高齢者(長寿)医療制度を担当する厚生労働省の職員が、自ら執筆した解説書の中で、死期の近づいたお年寄りの医療費が非常に高額として終末期医療を「抑制する仕組み」が重要と記していたことが分かった。23日の衆院厚生労働委員会で長妻昭議員(民主)が指摘した。制度導入の本音の一端が浮かんだ形だ。
解説書を書いたのは高齢者医療企画室長補佐。今年4月刊行の「高齢者の医療の確保に関する法律の解説」(法研)で、75歳以上への医療費が「3日で500万円もかかるケースがある」としたうえで、「後期高齢者が亡くなりそうになり、家族が1時間でも1分でも生かしてほしいといろいろ治療がされる」「家族の感情から発生した医療費をあまねく若人が負担しなければならないと、若人の負担の意欲が薄らぐ可能性がある」などと記述、医療費抑制を訴えている。
自民党のみならず、批判する民主党も口にしない。口にした途端、落選がよぎるから。
メディアは「老人」にあてはめてるのではなく、医療、ひいては人の死、そして家族の問題として「終末医療」を報じてほしい。事実をたんたんと。3日で500万円の現実。そうすると、金じゃねぇ、家族の気持ちも考えろと「感情」が噴出するだろう。でも、そのあとにようやく議論ができるスタートラインに立てるのだと思う。
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死刑の瞬間をラジオで
- 2008-04-17 (木)
- news
関西在住だと聴けない。でも、できれば何かのかたちで放送してほしい。
文化放送は5月6日の報道特別番組「死刑執行(仮題)」の中で、死刑執行の瞬間を収めた1955年ごろの録音テープを放送する。裁判員制度開始を来年に控え、鳩山法相が死刑を巡って踏み込んだ発言をしたり、先日も4人の死刑が執行されたりする中、極刑の実情を知ってもらうのが狙いという。放送は午前10時から55分間で、関東の1都6県で聴ける。
[...]広報担当者は「演出や感想を交えることなく、事実を淡々と伝えることを心がける。死刑制度の存続や廃止を訴えるのではなく、現状を伝え、リスナーに考えていただくことが目的」と話す。
菊田幸一・明治大名誉教授(犯罪学)は賛成していない。理由は、
録音に死刑囚の肉声もあるそうだが、おとなしく死を待つ死刑囚が選ばれたはずで、死刑が粛々と執行された印象を与えかねない。死刑執行の実態はもっと残虐なもので、中立的な死刑執行の報道とは思えない。こういうものを公にすることには賛成できない。
「中立的な死刑執行の報道」なんて机上の空論だと思う。できるのは「事実を淡々と伝えること」だけ。たとえ、座して死を受け入れようとしている死刑囚であったとしても、「死刑」の事実に耳を傾ける。死刑制度は賛成と反対だけでなく、存置もある。そこに中立を持ち込むのは「論文」でいい。死刑は感情的にさせる。被害者と加害者双方の「死」というタブーに真正面から受け止めようとするから。思う存分感情的になればいい。「死刑は残虐」という言葉がナンセンス。「死刑執行」それ自体に残虐も粛々もない。私たちは自分たちで手をくださず、国に任せているようで、実は、「現場の人」がいる。
「現場」にまかせた私の責任は「現場の音」に耳を傾けてはじまる。
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携帯電話料金の苦情と長寿医療制度
- 2008-04-16 (水)
- news
長寿医療制度と同列に扱うと叱られるだろう。浅慮極まりないと。だけど、同じに見えてくる。携帯電話料金の割引サービスにはさまざまな制約がある実態について、利用者の理解が十分に得られていない状況が浮き彫りになったらしい。
料金トラブルの相談内容は「契約期間内の解約時に違約金・端末割賦代金の残金支払いを請求された」「携帯電話をパソコンに接続してパケット通信をし、高額な料金支払い請求された」「かけた覚えのない通話・ネット接続料金を請求された」など。多くが携帯電話に関連するもので、契約内容が十分に理解されていないため発生した案件が大半だった。
理解の「内容」は記されていない。前後の文脈を省いて判断すると、「苦情の内容」は紙またはサイトに記されている。小さい文字で。「聞いてなかった」と「書いてある」のがぶり四つ。自ら読まないし、自ら説明しない。「暇」と「手間」は超高速社会にそぐわない。「誰が見てもわかるようにしろ」と指摘され、誰が見てもわかるようにしたら「通話料が高い」と怒られる。先日、携帯電話の機種変更をしたとき、事前に確認書類の有無をしらべた(参照: 本人確認書類 | お客様サポート | NTTドコモ)。
で、運転免許証は持ってるけど、「えっ、この人、帽子をかぶっていると30代に見えるけど、ハゲなの。チョーカッコワルイ」なんて受付の女性にプッとされるのはイヤなんて被害妄想と自意識過剰を抱いて「健康保険証」を選んだ。そうすると、公共料金領収証をあわせて提示してくれと書いてある。で、持って行ったら、「必要ありません」とみごとなスマイルで返された。
そんなもんだろうなぁと思う。
別に委細にわたって整合性を求めない。ナニからナニまで自己責任なんてチープな単語を吐くわけでもない。ただ、「自分がいやな気分」になるのはイヤだから事前に調べるだけだし、「自分の落ち度」を軽減したいだけ。
ただねそうやって調べれば調べるほど罵りたくなる。「もうわざと料金体系を複雑にしてるんやろ。関心をもたせへんように」と。企業や政府が罵倒されるのはそこ。そして企業と消費者を結ぶのは不信と無関心。で、事が起こったときにだけ沸騰する。
万事はつつがなく終える。
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メタボ健診と靖国上映禁止
- 2008-04-01 (火)
- talk
『日中合作の記録映画「靖国」、相次ぎ上映中止に : YOMIURI ONLINE』を読んで、各社の報道を確認すると憂鬱に
同映画をめぐっては、自民党の一部議員が、文化庁の所管法人から助成金が出ていることを理由に「政治的に中立かどうか疑問がある」として、事前の試写会を要求。全国会議員向けの異例の試写会が開かれた。関係者によると、その後一部の政治団体が上映中止を働き掛ける動きを見せていたという。
自民党の一部の議員が事前に試写会を求めたから「騒動」になって人目を引いたのか、もともと上映が決定してからボイコットがあったのか因果関係はわからない。
うまく書けないけど、なんだかしっくりこない。プリンスホテルの時も同じ。私は日教組を支持しない。踏み込むと彼らの言動が負の影響を与えたと考えている。また政治団体の活動も同じ。ただ右や左、保守であろうがいかなる立ち位置であっても言論の自由があるはずじゃないかなぁと思う
「自分の主張と異なる」人や集団とコミットしようがしまいが共生する。たとえ不愉快であっても。共生を受け入れる。それが前提では?と。
中国人監督が撮ったドキュメンタリー映画「靖国」をめぐり、公開日の4月12日からの上映を決めていた映画館5館すべてが、31日までに上映中止を決めた。すでに1館が3月中旬に中止を決めていたが、残り4館も追随したかたちだ。
いずれもトラブルや嫌がらせなどを警戒しての判断という。5月以降の上映をほぼ決めていた別の数館は、日程や上映の可否も含めて配給側と協議を続けている。
デリケートな事象だから、経営者は無用なトラブルを抱えたくない。その気持ちを理解できる。でも、「表現」は繊細な領域で私たちにとって何があっても尊重されなければいけない根本。否定はやがて我が身へ帰ってくる。それを受け入れないなら排斥しかない。排斥が何を招くか「表現」されている。今回の上映中止やプリンスホテルの使用拒否、また昨今の報道なんかを眺めると、「多様化の時代ですから」というフレーズがむなしく聞こえるほど「一元化」へ。
今日からはじまるメタボ健診も同じ
生活習慣病につながるメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)予防の概念を取り入れた厚生労働省の特定健診・特定保健指導が4月1日から始まる。40歳から74歳までの男女5600万人を対象に、企業の健康保険組合など医療保険者に実施を義務付け、受診率などで目標に達しなければペナルティーを科す。
予防医学の取り組みとしては世界をリードする壮大な試みだけに成果を期待したい。
これが成功したら、「中肉中背」の目撃証言が激増するんだろうなぁと思う。やらないよりマシかもしれない。でも、メスを入れる医療費はほかにある。怒気を含むならよけいなおせかっかい。デブでもガリでも病気にかかるのは自ら招いたケツフキ。それでいいじゃないかと思う。チンチンがデカイやつ小さいやつもいれば、デブもガリもいて、身長の大きい人も小さい人もいる。人の数だけ体型があって習慣がある。その結果招いたビョーキをひっくるめて負担できるぐらいの余裕を持ってほしいと願う。そも、「余裕」をなくしたのは誰?
メタボだったけど「メタボ」というラベルを張られなかった人はどこに逝ったの
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中国で製作した義歯から鉛
- 2008-03-14 (金)
- dental
大気汚染でマラソンを棄権する世界記録保持者、食品テロと揶揄される中国製食品、海外に目を向けると中国製風邪薬で死亡者続出している南米、それにおもちゃから鉛が検出されて混乱している欧米の玩具市場。中国が世界にあたえる影響がすさまじいなか、今度は、「義歯から危険なレベルの鉛が発見された」らしい。米国発。日本でも緊急調査したところ、ちょっと怪しげな雰囲気も。
中国製の食品や玩具から毒性が検出されて内外で問題となる中、米国歯科技工所協会(NADL)が中国で製作された義歯修復物から「危険なレベルの鉛が発見された」と報告している。日本の歯科医療でも安価を売り物にした中国など海外の技工物が広がる状況にあり、歯科医に緊急アンケートを行った青森県保険医協会歯科部は「海外技工物に関しては、法律上の制約も行政上のチェックもないままに行われており、安全性の面から大きな問題がある」と警告している。
鉛に加えて「放射性アイソトープ・トレース」が含まれていることも判明し、米国歯科医師会(ADA)は「非常に深刻な事態」と指摘。日本は技工士のみなさんが大変な苦労されつつ制作しているので安心なのかなぁと思っていたら、どうやらそうとは言い切れない面も。
青森県保険医協会歯科部のアンケートによると
海外技工物の案内やチラシについては、「見たことがある」が44人と約4割を占め、その時期に関しては「平成17年」が7人、「平成18年」が13人、「平成19年」が16人と増えており、海外技工物の宣伝が2〜3年の間に急速に広まっていることが分かった。技工物の内容(複数回答)では、「義歯」が過半数を超える35人、次いで「冠」が19人で、この2つが全体の8割を占めていた。
また、海外技工物が下請けで海外に出されているケースに関しては、「知っている」が48人と4割強に上った。知った時期については、海外技工物の案内やチラシの認識と同様、「平成17年」が7人、「平成18年」が10人、「平成19年」が12人と、ここ数年で増加傾向を示した。
一方、技工物の依頼では、「ない」が圧倒的多数の106人、「ある」は5人にとどまった。今後の利用に関しては、「ない」が101人。ほかは「条件が合えば利用する」が10人、「ある」は1人だった。
この回答から察するに、すでに国内に流通しているわけか?
「低医療費政策のもとで、経営を守るために、より安価な技工物に傾斜せざるを得ず、コスト面で海外技工が広がる土壌がある」と指摘されているようで、事実だとすると、歯科医療の保険点数が改善される見込みはうすく、歯科から技工士へのプレッシャーはますます強くなるのではと危惧します。
ちょっと神経質かもしれないけど深刻かと。
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阪南市立病院が入院全面休止
- 2008-01-29 (火)
- anger
大阪府阪南市は28日、市立病院(185床)の入院受け入れを4月から全面休止する方針を市議会特別委員会で明らかにした。11人いる常勤医師のうち少なくとも7人が3月末で退職する見通しとなり、後任の確保も難しいため。医師不足は全国的に深刻化しているが、大都市近郊の公立病院が入院を全面休止するのは異例だ。岩室敏和市長は「存続を含め、病院の今後について2月中旬に結論を出したい」としている。
[...]市によると、退職する見通しなのは整形外科、胃腸科・外科、小児科、麻酔科の医師。いずれも和歌山県立医科大(和歌山市)出身で、大学による「引き揚げ」とみられる。
たいそうですけど、はてぶ風にいうなら「はじまったな」という感じ。病院の赤字経営に市の負担、目の前に財政再建団体への転落ラインが迫ってきている。そこに、「医師の誠意」で対応してきた過重勤務が破裂、トリガーは報道かも。
同市立病院では昨年6月末、過重勤務の懸念を理由に9人いた内科医が一斉退職し、内科診療を全面休止した。ほかの科の診療は続けてきたが、入院患者数が前年の約3割にまで激減。市幹部によると、和歌山県立医大の医局から「手術の機会が少なくなっている病院に医師を派遣し続けることは難しい」との意向が伝えられたという。
大学側と病院の「駆け引き」に何があるのか知るよしもありませんが、とにかく「病気になる」のもカウントにいれなければならなくなってきたわけですね。
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医療の店頭販売
- 2008-01-24 (木)
- trend
リテール・クリニックでは、軽いいん頭炎の治療や予防接種などを行う。診断・処方ができる上級看護師や医療助手、医療事務員を置かず、安価かつ迅速にサービスを提供できるのが特徴。コレステロール・テストは20ドル(約2200円)、就職用健康診断は45ドル、インフルエンザ予防接種は30ドルなど。所要時間は15-20分。予約がいらない便利さもある。[...]メジミンのジョシュア・ホランド主任医師は「症状が軽い患者を多額の費用がかかる緊急治療室に入れる必要はない」と、簡易医療サービスの必然性を強調。だが、全米医療協会は「設備が不十分な場所での治療は危険で、いっそう深刻な病気を引き起こす懸念がある」として、政府と州に管理を強化するよう求めている。
数年前、「10分の身だしなみ」が売りのQB Houseがトレンドって聞いたけど今どうなんでしょう?
歯科医もワーキングプアといわれる昨今、コンビニ化現象って広がったりするのかなぁ。法律や許認可の問題を詳しく知りませんので、日本でも実現できるのかわかりませんが。コンビニはというとお弁当を改善したり品物の品質を向上させてたり、あとは独自サービスを展開したり、「脱コンビニ化」を図って競争から頭一つ抜け出そうとがんばっている。妄想すれば、「地域の御用聞き」が復活するやないなんてね。コンビニより多い歯科業界、どういう舵をきるか。
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消費が喰らい尽くす
- 2008-01-03 (木)
- sorrow
経営環境の悪化で収益や財務面の課題を抱える病院は急増している。全日本病院協会によると、赤字の病院は調査対象の226病院のうち3割を占めた。また、東京商工リサーチの調査では、2007年1〜11月の病院・医院の倒産件数は前年同期比60%増の48件と、すでに昨年を14件上回っている。負債総額も前年の約3倍の433億5700万円に達している。
冬の時代。納得。一方で正月休みなんぞどこ吹く風とばかりに回診とケアに懸命な医師と看護師。感謝。にもかからず、断絶が深まる。医師は手術のビデオを家族に視聴させて説明。摘出した臓器を眼前に。何のことかわからず、それでも目をこらし耳を傾ける。それが無駄な動作だとわかっていても。互いが”フリ”の上にあやうく踊る。
すべては「私たちは失敗せずにやりましたよ」という意思表示。それは患者や家族に向けられていない。
司法への意思表示。
回り回って自分たちへふりそそぐ災難を想像せず、患者や家族は「消費」する。親は学校を「消費」する。
教育と医療、社会の根幹を担う畏怖すべき存在が大衆の足下へ引きづりおろされリスペクトどころから暴力の対象と化す。
消費が喰らい尽くす。
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使い回しでC型肝炎に感染
- 2007-12-26 (水)
- flash
神奈川県にある茅ケ崎市立病院の循環器内科で心臓のカテーテル検査を受けた60〜70代の男性患者5人が、C型肝炎に感染していたことがわかった。25日、病院が記者会見して明らかにした。感染は昨年12月から今年4月にかけてで、血圧変動を監視する器具「トランスデューサー」を交換せずに使い回したことが原因とみられる。メーカーの取り扱い説明書には1回ごとに廃棄するよう記載してある。使い回した理由について担当の臨床工学技士は「手術が立て込んでいて忙しかったから」と説明しているという。他に感染の疑いがある患者が18人おり、病院は検査を受けるよう要請している。
問題と課題と解決を切り分けて報道しないとさらなる不信をよびかねない。「使い捨て」を「使い回し」してC型肝炎に感染。
- 昨今の病院経営の困窮から組織的な”暗黙”の了解 - 診療報酬制度の問題
- ほんのわずかでも”暗黙”の了解が存在したなら道徳的危険 - 道義的・倫理的問題
- 臨床工学技士の言い分どおりなら診療体制の危機 - 地域医療の問題
- 医師が専門スタッフのどこまで管理するのか(個人の医師と病院の役割の峻別) - 危機管理の課題
このあたりごったまぜにすると、「けしからん」の一点張りに(許し難い行為であることには間違いありません)。何の問題解決にもならず、不信と不安を増長させるマスコミの得意分野に引きづり込まれる。
その後の処置や今後の補償、なによりも患者さんのQOLのケアは早急に対応しなくちゃいけない。
でも、発生した人為的事故(あるいは暗黙のうえに成立した組織的事故)について、「何が問題なのか」は性急に結論を出すのはいかがかと思う。
器具は一個約4600円。医療保険の対象ではなく、病院側が費用を負担する仕組みという。出費を抑えるための行為ではなかったのか——そんな疑問に、病院側は「次々と検査の患者が来るので、忙しくて交換しなかったと担当者が言っている」などと答えるにとどまった。
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人が制度を構築して機械が運用する社会
- 2007-12-15 (土)
- anger
リバタリアニズムの政策には政府の銃規制を否定する一方、警察権を民間に委託すればいいと訴える人もいる。私はそのあたりまで踏み込んで自分の基準を確定させずにいまだ揺れ動いている。ただ、今回の不条理に対応する警察に首をかしげた。
近所の会社役員の男性(67)は、銃を持って自宅周辺を歩き回る姿を見たことがある。「ニュースを見て、あの男じゃないかと思った」。以前、交番に「危ないんじゃないか」と訴えたが、警察官からは「他人がとやかく言うことではない」と言われたという。
最初の記事と差し替えられている。「他人がとやかく言うことではない」と言われたと書いてあるが、たしか訂正前は、”気色ばまれた”みたいなニュアンスを書いていた。
要は、会社役員の男性の印象にすぎないから客観的な事実に差し替えたのだろう。記憶は歪められるから警察官のニュアンスは知りえない。それにしてもいかがなものか。隣人が銃を持っている。その人がどうも様子がおかしい。だから警察に相談した。そしたら、「他人がとやかく言うことではない」と言う。
そしたら事件は起きた。警察は、自分たちに落ち度はなかったと全力で否定するだろうし、銃を許可した公安委員会も右へ倣え。
猟銃・空気銃の所持については、申請を受けた警察署の生活安全部門が審査し、都道府県の公安委員会が許可する。
今年の漢字は”偽”。「いま何かがおかしい」と街を行き交う人々は口にする。でも、その”何か”がわからない。漠然としている。”何か”を吟味するゆったりとした時がない。だから不安と不信だけが蔓延する。不安と不信は社会コストの増大を招く。近い例でいえば改正建築基準法か。
市民を守ってくれるのは警察。その警察は守るはずの拳銃で女性を射殺して自殺した。もう誰も守ってくれない、と口にはしないけど、また”何か”が壊れたように感じさせる”何か”を与えたような警察のふるまい。
銃を許可するには幾十もの審査をパスして許可するから問題ない。建築基準法は厳格な審査をパスするから問題なし。共通するのは制度を構築すればあとは問題ないという思考。「制度」を信用して「運用」に興味なし。
「危ないんじゃないか」という感性をもった人が「運用」にコミットメントしたのに、「制度」で動く機械は無視した。「他人がとやかく言うことではない」とフィルタリングしてスパム扱いに。
ならばほんとうの機械にまかせればいいだろう。
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近隣の会社役員(67)は「銃を持って裏山をうろうろしていた。『銃を持たせていいのか』と交番に苦情を言ったが、請け合ってもらえなかった」と打ち明ける。「(馬込容疑者から)『あんたが悪口を言うから就職できない』と言われたこともあり、被害妄想の塊のようだった。自宅の離れにこもり、金遣いが荒く、熱心なカトリック信者のお母さんも悩んでいたようだ」と話した。
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