誰に見て欲しいですか?

「誰にウェブサイトを見てほしいですか?」

この質問にハッキリと答えられる院長先生は、どれほどいらっしゃるでしょうか?

答えられない原因を次の3つに絞って考えてみます。

  1. サイトの目的
  2. 医院の診療方針
  3. 患者のマナーの声

第一の原因 「目的」

サイトの目的がハッキリしていないから「誰に」がわからない(参照:なぜウェブサイトを作るのか?)。サイトの目的を明確にしないと、サイトを見てほしい対象の患者像が浮かび上がってきません。

第二の原因 「医院の診療方針」

ここでいう診療方針は、「痛くない治療」をはじめとした抽象的な単語で書いた方針ではありません。「自分の強みを把握して、どのような治療をどんな患者に提供していくか?」を明示して実践するという治療方針です。意外なことに、この強みを表現している医院は多くありません。

例えば、今まで

  • 『歯周形成外科を柱とした自費診療が中心の医院』
  • 『完治した患者様の90%が定期検診にやってくる医院』
  • 『審美とインプラントで機能的回復に力をいれた医院』

といった歯科医院を支援してきました。その中で特長を一言集約できる医院は来院してもらいたい患者像が明確であることがわかります。

第三の原因 「患者のナマの声」

「何だそれ?」って思われるかもしれません。実際、患者のナマの声をどれぐらい収集されているでしょうか?

「なぜ来院したのか?」の動機をデータとして保存し、「医院のいい点 / 改善点 / 要望」をヒアリングから収集して医院経営にフィードバックします。

ヒアリングからフィードバックまでのシステムが稼働していると、非常に有益なメッセージを引き出せます。そのメッセージには「誰に見てほしいか?」のヒントも隠されているはずです。

以上の3つに絞って考えてみました。これら3つの共通点は「来院してほしい患者像がハッキリしているか?」です。