画像の加工代行業

みなさんは、自サイトの画像をどうやって手に入れられましたか?有料のクリップアートの利用率が、わずか4.2%しかないという調査結果です。

これらのユーザーはどのようにしてクリップアートを入手しているのだろうか。その手段についても聞いた。最も多かったのが「フリーの素材をダウンロード」の66.4%、続いて「他のソフトなどに付属していた」が21.0%、「自作」が4.9%だった。「有料のパッケージ製品」は4.2%、「有料のダウンロードサイト」は1人もいなかった。

via: わずか4.2%、利用進まぬ有料クリップアート – japan.internet.com デイリーリサーチ

有料のクリップアートが評価されない理由は何でしょうか? 3点考えてみました。

  1. 画像の構図のセンスがよくない(一昔前の通販の広告の画像みたい)
  2. 無料の素材集で十分である
  3. 画像の加工をしないといけない場合がある

このうち、1.はずいぶん変わってきています。クールなものや構図の良いもの、エキセントリックなものなど多彩な素材集が販売されています。ただデザイン会社向けに提供しているためでしょうか?、価格がいくぶん高い傾向にあります。

2.は今さらコメントを加える必要もないと思います。検索すれば、個人利用に限定していながらも素晴らしい素材がたくさん見つかります。

そして、私がこの調査結果を見て思ったことが、3.です。「画像の加工代行業」です。例えば、「魚を三枚に卸して販売する」といった感じですね。

「画像ソフトを使って、センスのいい素材を作りたいけど、そこまでなかなか手が回らない。」
「売ること」や「サイトのコンテンツをつくること」に集中したい
ユーザー向けにどうでしょうか。

昨年ぐらいから、趣向を凝らしている年賀状の素材集がふえてきました。2,3年前なら年賀状ソフトについている素材やひな形を使っている方が多かったと思います。今年は書店に行くと、デザイナーの方が制作したひな形集が販売されていて、アニメや画像、絵画など多種多彩です。ユーザーがそれらに少し手を加えれば、インパクトのある年賀状やちょっと個性的な年賀状を作成することも可能になってきたわけです。

インターネット上での素材集販売も既存の卸売業や小売業と置きかえて見直してみると、利用できる「サービス」があるのかもしれませんね。