質問する側とプロのギャップ

みなさんは、ちょっとしたことを調べるのに、今なら何を使いますか?例えば、「今年、出産でお金が結構かかったけど、税金でもどってくるんだっけ?」とかですね。

ヤフー株式会社は2004年12月10日、同社が運営する「Yahoo!知恵袋」の質問と回答総数が1,000万件を突破した、と発表した。

Yahoo!知恵袋は、4月にβ版を開始した、Q&A 形式の知識検索サービス。Yahoo!JAPAN IDに登録して、Yahoo!知恵袋ガイドラインに同意すれば、無料で利用できる。

過去1か月間のデータによると、1日あたりの質問数がサービス開始時の約72.2倍にあたる1万2,560件に達し、解決済みの質問数も100万件に迫っているとのこと。

via: 「Yahoo!知恵袋」、質問回答数が1,000万件を突破 – japan.internet.com Webビジネス

私はお客様と雑談程度に、「インターネットからジャンクも含めた、”情報”が手軽に無料で手に入るようになった功罪」を話します。

このYahoo!知恵袋もご覧いただければわかると思います。例えば、税金関係を見ると、「比較的簡単な質問」が多いです。また法律的にグレーな部分は、回答が保留されるか一般的回答に終始しています。

しかし、「世間の方が日常生活で気になること」は、おおむねYahoo!知恵袋で質問されているようなものだという意味でとても参考になります。

同様に「健康・病気」を見ても同じように受け取られる方が多いのではないでしょうか?なぜなら、医療関係の方とお話をしていて、たまに感じることがあります。それは、

医療専門者が「来院者に話すこと」と来院者が「関心をもっていること」にギャップ

があるということです。提供している医療サービスを一所懸命説明したいために、少し難しい医療技術の話をしてしまう場面に遭遇することがあります。しかし、来院者は日常でおこる身の上話的要素のほうに、より関心を持っている場合もあります。これは、サイトの内容(コンテンツ)にも同様のことがいえます。

このあたりのギャップは、第三者が客観的に観察して指摘しないと、当事者はなかなか気づかないかもしれません。

まだYahoo!知恵袋をご覧になっていないかたは、一度自分の専門分野にどのような質問がよせられているか参考にして、サイトに活かすのもよいのではないでしょうか?