歯科医院の情報提供型Webマーケティング

All About: 情報提供型Webマーケティング, ユーザ中心コンテンツという発想

「商品ではなくメリットを提供する」マーケティング、情報提供型Webマーケティングとは何かを説明しています。サイト上では、顧客にメリット(ベネフィット)情報を、まず提供することから始め、「準見込み客」→「見込み客」→「顧客」にするのが肝要ではないかと、ガイドの前野 智純さんは一連のコラムで述べています。

ウェブ・ユーザビリティの中心的な概念に「U.C.D」(User Centered Design=ユーザー中心設計)があります。(中略)この言葉に倣うと「U.C.C」とも言うべき発想が情報提供型マーケティングには必要なのです。U.C.Cとは、User Centered Content=ユーザー中心コンテンツの意味です。

情報提供型マーケティングには、U.C.Cの姿勢を保つ必要あると言っています。このU.C.Cという言葉に私も賛成します。例えば、歯科医院のサイトでしたら、

  • 「なぜフロスが必要なのか」
  • 「歯周治療の手術中の痛みや不安、予後の状態」
  • 「テトラサイクリンによる歯の変色」

などユーザーが知りたいコンテンツをまず掲載し、それらを補完するために医学用語や症状の解説や説明のページを作成します。

それには、まず、「医学用語のナビゲーション」から「症状や希望のナビゲーション」に変更することも検討しなければなりません。「インプラント」「歯周病」から「歯を失った場合」「口臭が気になったら」という感じでしょうか。

ある程度デンタルIQや情報リテラシーが高い方が、自分のサイトを訪問してくれるために、「囲い込み的な専門用語」の使い方も時には必要です。しかし、それらのコンテンツと区別する意味でも、まずは、前野さんが言うように、

「準来院者」→「見込み来院者」→「来院者」となるようなU.C.Cを意識したサイト構築が歯科医院のサイトに求められているのではないかと思います。