米Bay、中小企業向けのショッピングサイト立ち上げ支援サービス開始

MYCOM PC WEB: 米Bay、中小企業向けのショッピングサイト立ち上げ支援サービス開始

世界最大のオンライン取引サイトを運営するeBayは6月23日(現地時間)、中小企業や個人商店などが、簡単に独自のショッピングモールを持つための支援サービス「ProStores」を開始したと発表した。同サービスの利用で、カテゴリなどのカスタマイズや独自ドメインを使った個人インターネット商店の運営が容易になる。もともとはオークションサイトとしてスタートしたeBayだが、最近では同サービスの利用者に対して大々的に商品を売り出す個人や中小企業が多数登場しており、そうした需要をさらに取り込むための戦略だと思われる。

ProStoresのサイトには、EnterpriseからExpressまで4つのパッケージが用意されています。一番安価のExpressは、カスタマイズに制限があるものの月額6.95ドルから利用できます。

記事の解説にあるようにビジネスモデルは楽天に近いのですが、明らかな相違点もあります。

それは、「独自ドメイン」の商店運営でも利用できることです。楽天の場合は、ショッピングモールに参加しないとシステムの恩恵を受けられません。また、参加商店が独自運用している商店への外部リンクや楽天以外のシステム連動に相当な制限が設けられています。

日本でも同様のサービスが今後、普及してくるような予感もします。特に、今ですと、BlogやXoopsといったCMSと組み合わせたショッピングモール支援サービスですね。SeesaaとEストアーがそれに近いサービスを開始したと、以前のエントリーでで紹介しました。

初期投資が抑制でき、かつ開設の手間が省けると、Webマスターは販売のコンテンツ構築に注力できます。またスピーディにサービスを開始できます。「WebサイトとWebアプリケーションを構築しないと販売できない」という障壁が低くなれば、まだ参入してない中小零細企業の商品が電信商取引市場に登場してくるのではないかと楽しみです。