ドコモ「iチャネル」契約数が100万突破

ITmedia +Dモバイル: ドコモ「iチャネル」契約数が100万突破

NTTドコモは1月22日の段階で,プッシュ型情報配信サービス「iチャネル」の契約数が全国で100万を突破したと発表した.2005年9月9日のサービス開始から,約4カ月で突破したことになる.

iチャネルは,ニュースや天気,芸能/スポーツ,占い等の最新情報をケータイ画面に表示させるサービスです.iチャネル対応機種に限定されますが,それらの機種の対応ボタンを押すと最新情報がテロップ表示されます.

自動更新の通信料込みで月額157.5円(税込)に割安感があるせいか,急速に契約数が増加していますね.

1/5の朝日新聞の「鑑賞していますか 3」という記事の中で以下の説明がありました.

「ぼくらが提示するのはニュースへのきっかけ.若い世代は,キーワードを手がかかりに自分でパソコンで情報探し出す『検索能力』が高い.R25は,その検索の参考になるような言葉をちりばめているんです」

首都圏で発行されている無料週刊誌「R25」の編集長の解説です.R25は,配布日の木曜日に約60万部がほぼなくなるという人気無料週刊誌です.

この編集長がおっしゃる内容を,iチャネルの契約増加傾向にトレースすると,20ー30代前半にマッチしたサービスなのではないかと推察します.

「とっかかり」だけを知りたい.あとは,自分で検索して調べる.この方法の是非はともかく,「入門書の入門書」が売れているように,自分で探求する手間のプッシュ型情報が人気を集めているのではないでしょうか.

営業目的のサイト運営の場合,「とっかかり」だけでなく,「成約」まで顧客を導かないといけません.ですので,「入門だけ教えてもらえば,あとは自分で調べるよ」といったフロー化したユーザーをストックするのは難しいかもしれませんが,情報の配信の仕方として参考になるのではないでしょうか?