競技と違う活動をする選手は結果を出せない

為末が本当に悔しいこと

「競技と違う活動をする選手は結果を出せない、というような思い込みが多くの陸上関係者のなかにあると思うんです。それを何とか吹き払いたいという思いがあるから、今回僕は結果を出したかったんですね。でも、僕がこの結果で終わったことで、他の選手たちに余計なプレッシャーがかかるようになってしまいかねないし……。それは、本当に申し訳ないと思うんです」
選手の意識や、陸上界のイメージを変えていこうとする動き。それに水を差してしまうことは、自分でも納得できないことだ。その点を、為末は危惧していた。

ちと違和感を「世界陸上やっぱり感」で愚考。