舛添厚労相つっぱしっているなぁ

「残業代出なかったら、さっさと帰る」舛添厚労相が持論

「残業代が出なかったら、あほらしくてさっさと家に帰るインセンティブ(誘因)になる」。舛添厚生労働相は11日の閣議後の記者会見で、一定条件を満たした会社員を労働時間規制から外すホワイトカラー・エグゼンプション(WE)についての持論を展開した。

こういう記事をみかけると、「日本の9割は中小企業」とか「日本を底を支えているのは中小零細企業」という声が白々しく聞こえますね。個人事業主のわたくしには「残業代」もへったくれもなく、中小零細のナマの現場を視察すれば東大卒業でなくてもわかること。

やっぱりエスタブリッシュメントが頭脳で動かすのだと得心。

ただ、他の方々とは一線を引いているようで。

一方、「私はずっと海外で生活してきたが、日本は労働生産性がむちゃくちゃ低い」とも指摘。ホワイトカラーの賃金は労働時間ではなく、アイデアの対価との考え方を示し、「働き方の革命をやりたい」と述べた。

そうですよ。ただね、「労働生産性の低くさせている原因」がホワイトカラーだけにあるのではなく、その相手、顧客にもあったりするわけで。たとえば、わたくしがお世話になった会計事務所業界などもそのひとつ。あっ、善悪を述べているのでないので。

会計の「結果」ではなく、作業の「過程」を請求できる仕事、むちゃくちゃ労働生産性が低いですよ。でもそれを望んでいるのもまたしかり。

ホワイトカラーは給料ドロボーか?(光文社新書 305)

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