大口

2009.10.07 雨

涼しい。東の空が黒から白の gradation を描くとき目が覚める。目覚めがよい。ということは悪い兆候。基準。目の前に現れるあらゆる映像に対してヒトは独自の基準を設ける。基準でなくとも何かしらの固定心象を脳裏に収納している。それからズレるとき、おかしいと気づく。まだ判断まで至らない。おかしいと感じる能力。

10/3の日記 に収入の分布が特定のクライアントに偏在してれば、リスク管理を怠っている証左と書いた。大口に依存する財務体質はリスクが高い。その矢先、夕方のミーティングで芳しくない返事をいただく。現場は支持してくださっても、経営陣は結果をもたらしていないという評価を自分に下した。至極もっとも。自分はその場で次の業者選定と今打てる手段を申し出た。自分のなかでは結果の評価をすべて受け止め、解除と認識した。

大口を失い、かなり厳しい財務状況に陥る。だからといって他のクライアントを失うわけにいかない。ふんばりどころ。だからやる。なりふりかまわず。紹介してください。何でもやります、という表現は適切でないかもしれないけど、とりあえず自分にふってください。お願いしますと。そうやって自分を奮い立たせて継続したい。

それにしてもKさんの気の使い方は尋常じゃない。それだけ自分に目をかけてくださった。心底うれしかった。Kさんが認めてくれた評価に甘え、経営陣が評価した結果をきちんと受け止めて、両方の評価を自分で精査しなければならない。

昼食はなし。夕食はKさん、Eさんといっしょ。呪縛。それを批判しても漸進しない。関係の要素は自分へ影響を与える。政治がそう。完璧な経済的独立を獲得できれば政治から自分を切り離せるかもしれない(獲得してないので知らない)。無関心を貫けても何かしらの影響をうける。それが生活を左右するほどの影響であれば恨み骨髄に徹すだろう。政治は自分へ影響を与えると認識したうえで要素や構造を罵れば溜飲が下がる。けれど自分の生活は改善されない。自分がコントロールできない要素を罵らない。静に受け止める。繰り言は事態を収束しないし問題を解決しない。

謙虚に。