複製

2009.10.23 晴れ

1週間が早い。9月頃だったか、サンパチェンスの葉が芋虫に95%ほど食べられた。再び葉が生えてきたけど、花を咲かせるまではムリみたい。花期が10月頃間なのでしょうがない。花を観察しているとおもしろい。葉が向く方角はどこか。なぜか。知るにはよい環境になった。ネットで検索して根本を学ぶ。大仰な言い方をすれば花から宇宙へ?!

午前中、10/22のミーティングで依頼された案件を調査。ドメインとレンタルサーバー。制作の見積など。09:30頃、F先生のスタッフIさんから連絡。今日のお昼をご一緒しませんかとのお誘い。ありがたい。予定を変更して早めに出発。

11:00前にF先生へ。お昼をごちそうになる。それからさっそく一仕事。院内LANを再構築するまでの緊急避難措置。PCのバックアップ。毎日、自動でバックアップするように設定。バック先は、玄人志向のHDDケース+200GB。これまた便利になった。ごくシンプルなPCライフならPC+HDDケースで充分だなぁと実感。WinでもMacでも。環境を実現するために必要な技術は日進月歩で進化している。技術が洗口しすぎているから操作と運用が追いつかない。大規模になれば異なるけど。バックアップに時間がかかったけどうまくいった。

『長寿を科学する (岩波新書)』 祖父江 逸郎 によると、日本のセンテナリアン(=百寿者)の人口は30,000人を超えた(2008年発表)。1963年当時の調査では153人。40年間で200倍。総人口に対する65歳以上の人が占める比率を高齢化率という(65歳の区切りが適切かどうかの問題は残っている)。日本の高齢化率は1970年が7%、1994年は14%。24年間で高齢化率が2倍。そして、2008年の高齢化率は22.1%で世界第一位。

高齢化率が7%から14%の2倍に達する期間を世界と比較すると、24年というスピードが異常に速い。しかも、これは予想より1年早く到達していた。加えて人口ピラミッドは頭が大きく足が細い。人口は2004年から減少に転じた。

センテナリアンへの科学的調査と統計学的調査が開始されていて、センテナリアンの共通項が読み取れる。巷で見聞する「我々の世代は長生きできない」という予測が当たるかどうか不明だけど、少なくとも医療技術の進歩と高齢化率のスピードを勘案すれば、日本は世界が注目する超高齢化社会に突入していることは確かだ、と数値として実感。So What?は各人が受け止める現象であり、その総体を具現化する手段は政治に委ねられている。

バックアップの作業中、院内LANを何とかしたいという気持ちが強くなった。自分は作業環境の効率化に執着する傾向が強い。その性質と院内LANとPC環境の構築が合致しているからだ。その反面、医療の現場は効率と統制で支配されない。躍動感がある。感情が息づいている。言葉が場を形成している。複製できない。一期一会。その両極端を味わいたいから自分は執着していると自己分析していた。