語源

2009.11.17 雨

終日雨。朝、目が覚めたとき、まだ夜明け前かと勘違いした。#000000から#484848ぐらいのグラデーション。腰の痛みは続く。腰をかばって歩いているからか、左膝にわずかな違和感。躰が痛むと精神が低調する。事態に対して否定が先に浮かんだり、稚拙な判断を下したりと。『脳とサムシンググレート (5次元文庫マージナル)』 茂木健一郎, 村上和雄, 養老孟司, 竹内薫 で養老孟司先生が病は気からの疫学的観点をトークしていた。自分の場合、そんな科学ではなく、非科学な気だけど。

明日のF社のミーティングに備えて、終日、アクセス解析していた。『ECサイト4モデル式 Google Analytics経営戦略 (ビジネスアスキー)』 権 成俊, 村上 佐央里 を参考に今までと異なった観点から解析。3つの問題点を抽出できた。加えて自分が設計した導線や低い技術力を認識できた。年初から改善してきた効果はあがっている。反面、効果があがったからゆえにほころびが目立ってきた。すぐに修正できる箇所はさっそくソースを修正したり、文章の一部を修正した。

F社のサイトに限らず、サイト制作でCSSハックを使う。IE6,7がバグを持っているからで、二つのブラウザを除外できればハックを使わなくてすむ。ただ、やっかいなことに、今だIE6,7ユーザは一定の比率で存在する。さすがにIE5系は1%を切った。なるべくハックを使わず、汎用性の高いサイトにしたい。と、ハック、HACKの単語が頭に浮かぶと、語源が気になった。ちょっと検索。納得。おもしろい。

周囲の話を伺うと厳しい。仕事や職がない、と聞く。それらと接すると不安を持つ。ただ、その不安を先取りしていない。自分が何をしなければならないかを吟味して、打つ手を考える。引継 が決まってからでは遅いのと同じように、準備しておくことや足りない要素をリストアップ。

立場と着眼。両者は密接な関わりを持つ。立場を変えて着眼を増やす。それができれば折り合える。そうは問屋が卸さない。給料が下がらない会社は存在する。まるで公務員(の方々に失礼な発言なので失言)のような立場であり、そういった立場のコスト意識は平均値からはずれる。ただし平均値が正しいと限らない。その前提で伺うけれど、伺うえば伺うほど、理解できないコスト意識から着眼が生まれている、と推察できる。となると折り合うのは難しいだろう。

いつも同じことを書いている。それはつまり自分へフィードバックできるということ。よって、自分も立場に固着して着眼は固定されてしまっているだろう。それが危険。結局、それが我が身を危機に陥れる。誰でもない自分だ。