隘路

2009.12.03 雨

朝から雨。予報が当たった。冷え込みを感じない。湿度は高いのかも。今年の11月は雨が多いという印象。統計や数値を調べていないので体感的なもの。朝、目が覚めたとたん躰が痛い。起き上がるとき腰が痛いのもやっかいだ。

午前中、O先生のサイト制作。トップページに表示する言葉を考える。外連味のない表現。ユーザを動かす言葉。説得よりも所思をトップページの空間に置くようなイメージ。それぐらいでよいと思う。むやみに欲ばるような文章は必要ない。そんな文章を技術は欲していない。

午後からM先生のWPをバージョンアップ準備。今後、このサイトをどう変えていくかアイデアを出さなければならない。UIも変更したほうがよいか。WPと同様、医院のサイトもコンテンツを再考する時期。まずは文章や画像をユーザサイドで読み始めよう。

F先生の合宿の会場探しとM先生へメールの返信。M先生が新人のスタッフの様子と現在の状況を書いてくださった。先週のミーティングを欠席したので12/04の訪問は2週間ぶり。喜んでおられる。同時に課題も記述されてきた。その課題をスタッフへ認識してもらわなければ。

イオンで日本郵便の関係者が年賀状を販売している。通りがかった時だけ観察する。売れ行きはいかがだろう。例年なら12月の中旬に購入していた。今年は外注した。もう手元にある。プリンタから出力するようになって、年々購入が遅れた。図柄を選び印刷する時間を頭の中で計算して、締切日から逆算。でも、結局、その通りに進まない。投函が遅れる。

こういう現象の呼称を知らない。同じ構造をかつての職場で経験した。確定申告が手書きでなくなり、印刷できるようになった時(今なら電子申告と思う)、手書きより便利で楽になった、と先輩は口を揃えて語ってくれた。にもかかわらず、締め切りギリギリまでの攻防が続いた。初動が遅くなったからだ。結局、締切日から逆算してどれぐらいから本腰を入れればよいかを頭が判断してしまう。結果、最後の行程、バックヤードがボトルネックとなって、印刷しなければならない申告書が蓄積される。

年賀状も同じかも。出す人は投函すれば終わり。でも、全体の工程のうち数十%が終わったにすぎない。郵便局内のバックヤードが作業する工程が待ち構えている。それが年々遅れているんじゃないだろうか。まぁ、今はメールやブログで済ませる人がいるから全体の枚数は減っているし、仕分け作業も自動化されているはずなのでそれほど支障を来さないのかもしれない。

業務のボトルネックはどこか。観察して特定しなければならない。ただし、ボトルネックを特定できたからといって問題を解決できない。ボトルネックが問題だと設定していまいがちだから。ボトルネックと問題を切り離して、適切な問題を設定する。それがすごく難しいと思う。

夕食は豆乳鍋。ちょっと味が濃くなってしまった。『歴史は「べき乗則」で動く――種の絶滅から戦争までを読み解く複雑系科学』[to Amazon] を読む。すこぶるおもしろい。