独尊

2010.01.21 雨のち曇り

朝から雨。09:00頃まで薄暗かったので怖かった。朝から『SEOを強化する技術 エンジニアが内側から支えるサイト設計・構築術』 安川 洋, 伊藤 大典 [to Amazon]『IA100 —ユーザーエクスペリエンスデザインのための情報アーキテクチャ設計』 長谷川 敦士 [to Amazon] を読む。O先生のサイト制作へ取り込みたい。『オプティマイジングWebサイト ―SEO・サーバ・クライアントの最適化技術』 Andrew B. King [to Amazon] も欲しいが、これはまたいずれ。

18:00からさる方と会う。自分を含めて4人。現在のサイト制作の継続と今後について。サイト制作継続の要望に対してご期待に添えないとお伝えした。昨年10月クライアントが評価したとおり、自分はサイトの成果を出していない。よって制作を継続させてもらうことはできない。クライアントの評価を自分なりに精査した結果。結果をさらに冷静に分析すると、プライドでありやっかいだなと思った。一番大切であるけれどこれを犠牲にすることも効果的な手段である、とかつて教えられた。身につけたつもりだった。大口だから業績へ打撃を与えると承知しても今回は犠牲にできなかった。

現在のウェブは、グラフィカルデザイン、コーダ、SEOエンジニアリング、ディレクターに分類される。あくまで自分の分類であって、定義はない。正確でもない。プログラマやFlash制作者も分類されるし、もっと細分化されてもよい。

自分は上記の4つをやってきたけれど、いずれもプロのレベルへ達していない。それぞれの専門家の方々の技術とは比較すらできないし、スキルを所有していない。そう評価している。後悔はない。自分が選択したので、4つを組み合わせて対応している。

今回の案件について、自分のビジネスモデルが破綻したと自己評価。一人で4つを組み合わせて対応できなかった。成果を出せなかった。上の4つの分類を説明して自分の意見を開陳したところ、クライアントは理解したが納得していない。推察すると、経営陣が考想するレイヤとオペレーションのレイヤの違いかもしれない。経営陣は事業ドメインや戦略をからめてウェブを相談したい。もし他の業者へ依頼したとき、オペレーションの議論に終始してしまいかねない不安を抱く。

自分の代替はいくらでもいる、優秀な方はいる、そして、チームで解決してくれる組織がある、と自分は説明した。やっぱり上手に云えず、伝わったかどうか感触を得られなかった。その点だけが残念。まだまだプライドが邪魔したのだろう。ほんとうにやっかいだ。

18:00から22:30頃まで議論していて、他人の評価を気にしている点がまだ残っていたことを認識してつらかった。自分ではそれを気にしないよう努力してきたつもりだったのに成果が乏しく情けなかった。

プライド、矜持、唯我独尊。やっかいであり最後の最後までつきあっていかなければならない、”うい”。死と同じ。死んでからでないとわからないの?