清規

2011.05.26 くもりのち雨

台風2号が接近中。影響か、朝から強めの風。予報は夕方から雨で明日以降は荒れるとか。状況によっては梅雨入りするかもって。はやいよなあ。と思っていたらほんとに梅雨入りしたって。近畿は平年より12日はやく、昨年比だと18日はやい。1991年と並ぶ2番目の早さ。紫陽花が彩る前に梅雨入りですか。

午前中、O先生の検索エンジン対策。月曜日の定例チェックで異常が判明したので原因を調査していた。こちら側でできる対策をほどこしてあとは様子見。Googleの順位は上下するので短期的な一喜一憂は禁物。ただしなにかやましいことがあるならスパム扱いされているわけ。あるいはよかれと考えて実施したコードがダメって判別されたりする。 後者のケースはこちらの責任。

午後からM先生のページを調整やWPのバージョンアップの準備。M先生の制作については思うところがあってそろそろ決断しようと悩み中。近々、メールを送ろう。見方によっては相手に不快な気持ちを与えるかもしれないので丁寧に自分の思うところを書くよう肝に命じて。

土・日曜日と一人生活なのでサーバーメンテの準備。

夕方、パルコまで歩く。途中で雨。MUJIへ。先月末だったかな、購入した七分袖のボタンダウンシャツが重宝してるんで色違いを物色しちゃろうかと。が、なし。見あたらず。サイクルのはやいMUJI、健在なり。無駄遣いしちゃいけないよ、考えてみようってお告げですね。あきらめた。

そのままJRで石山へ。USTONEで怒髪天のライブ。19:00開演。ストレートすぎる歌詞。あにぃのぶっ倒れそうになるまでの絶唱パフォーマンス。ドリンクをオーダーする一番後ろで見ていた。そこにいたお二人の男女とワイワイやりながら。とても気さくな方々。エンディングにかかっていた「セバ・ナ・セバーナ」を聴きながら最後は「またな! すぐ会おう」ってがっちりハンドシェイク。あにぃが「次会うまで生きてろよ、約束だぞ」って言葉がすごくすごく響いた。泣いている人もけっこういらっしゃったなぁ。ステキな化学反応だ。

酒燃料爆進曲, NO MUSIC, NO LIFE(歌詞が滋賀県バージョンに!), オトナノススメとかは文句なしよかったけど、自分はヘベレ・ケレレ・ヨーがいちばんのお気に入り。明日に向かって千鳥足。日常の会話で「生きる」って言葉を衒いなく使えないし「生きる」に対して斜に構えちゃうけど、今日は響いた。生きてるだけでOKです。まっ、いろいろありますが。

正法眼蔵随聞記 二 一の(二) 戒行持斎を守護すべければとて

『正法眼蔵随聞記 (ちくま学芸文庫)』 筑摩書房 P.65

仕来りと教えを忠実に守る。第一であり何よりの仕事となる。第一にすれば道を悟れるってとらえるのは正しくない。今回の文章は自分の生活にはめこめにくかった。しっくりこない。文脈の前提が「悟り」だからかな。宗教に興味を持っているから読んでいるわけじゃないし、仏教や禅の教えに関心はない。そんな構えで読むからよけいにわかりにくいのかもしれない。

こういった本を読む自分を危険だなって観察している。特に気をつけなくちゃいけない。なぜなら、したり顔で他人に紹介するからだ。あるいは他人の意見をこういった本の教えに従って解釈するから。本の内容を理解したかどうかじゃない。あるいは他人の意見を理解したかどうかじゃない。はじめに先人の普遍的な教えあり、の前提で他者へしゃべり、他者を聞く。

先人の普遍的な教えにアクセスした体験は自分を他人より優位な位置に立たせたと信じさせる。持って回った言い方をやめてひらたくいっちゃえば説教じゃなくて小言を立てる人。よほど注意を払って自分を観察していても何かの拍子に作動する。説教と小言を区別できないふるまいはぼくのなかでは大人と定義しない。

あにぃ、なんかイイね。楽じゃないけどさ。なんかイイね、生きてるって。で、「なんか」はかんたんに言えないからイイよね。「なんか」なんだよ。