Google機能付き携帯電話

IT Pro: 米Google,オンライン・データベース「Google Base」にEC機能追加を計画

ユーザーが「Google Account」を使って,Google Baseで売買できるようにする.すでに「Google Video」を含むいくつかの同社サービスでGoogle Accountを用いた支払いが可能だが,同様の決済機能をGoogle Baseに実装する予定だという.

Google Baseがクレジット・カードの決済機能を提供して,電子商取引を可能にするようですね.Google Baseは「あらゆるコンテンツ」を登録できるとのことですので,売り手は決済処理を分離させずに,統合的にサービスを提供できるようになります.

この記事にタイアップするかのように,Sony EricssonがGoogleのブログ/Web検索サービスに対応した携帯電話機を発売すると発表しました.携帯電話機から「Blogger」に直接記事を投稿でき,携帯電話機で撮影した写真も同時にアップロードでき,なおかつ検索ができる機能です.

K800 Cyber-shot

この二つの記事を掛けあわせると,いずれ,「Google機能付き携帯電話」が海外のメーカーから発売されるかもしれません.Googleの全サービスを直接操作できる形態電話ですね(笑)

そうなると,Google Baseの電子商取引市場へも携帯電話でアクセスできますし,飛躍すれば,日本のフリーマーケットのようなコンテンツサイトも現れてくるのではなと妄想してしまいます.

梅田望夫氏『ウェブ進化論』で説明していた「Google経済圏」が創出されつつあるようです.

さてGoogleは次にどちらに進むのか.衛星・航空写真表示サービス「Google Earth」や動画配信サービス「Google Video」など,二の矢,三の矢を放つ.その推進力は,技術にほかならない.社員の大半が博士号を持つGoogle社は,買収という形で他社の技術も飲み込みながら,自社技術との融合を図る.つまり,インターネット上のあらゆるコンテンツの意味を解析し,それらを自動的に関連付け,体系的な秩序を持ち込もうとしているわけだ.言語解析や画像解析の技術は歴史が古い.その実用化がたやすいことではないというのが多くの研究者に共通の見解だ.ただ,今の Googleには,古くからの常識を軒並み覆しそうな勢いがある. IT Pro 「あちら側」のGoogle,「こちら側」のMicrosoft—梅田望夫氏の「ウェブ進化論」