携帯がPCを凌駕するよりもどの端末に?

ひとつターニング・ポイントでしょうか。いずれ追いつき抜き去るとわかっていても、目の当たりにするとちょい複雑。

mixiのPV、携帯がPC上回る 海外進出も「準備中」

ミクシィが11月9日に発表した2007年9月中間期決算は大幅な増収増益だった。携帯電話向け「mixiモバイル」がPC向けmixiのページビュー(PV)を上回り、携帯向け広告が特に伸びた。

“SNS疲れ”と指摘されても、やっぱり「自分」と「友人」のつながりは気になるモノ。おまけにPCでは難しいけど携帯ならお手軽モバイル。

ただ、インフラは整いつつあっても、「ホンネを書きづらい」「(熟考して文脈を伝える)文章を書くことが負担」といった”ホンネ”があるあたり、扱うのはヒト。”ゆるい”けど”つながっている”と感じるサービスがちょうど頃合いかな。あとは、最適な広告を随所にプッシュしてれればOK。

携帯はいずれPCの機能を凌駕すると三菱が吠えれば

「携帯の処理能力は、通信速度の向上により、いずれはPCなどを置き換えていくと思っている。日本国内のインターネット接続環境を見ると、FTTH(光ファイバー)の導入が急速に進んでいるものの、日本全国に張り巡らせることはなかなか難しいだろう。ラストワンマイルは無線かな、という思いもある。そのためにも、携帯はこれからも進化して行かなくてはならない」

ケータイを“インターネットマシン”へと進化させるとソフトバンクも主張。

「携帯電話はこれまで、通話のための“ボイスマシン”だった。しかしこれからケータイは“インターネットマシン”に進化する。いわば携帯電話の第2ステージ」

携帯かPCかの神学論争に興味ないけど、インターネットへ接続する端末が多様化するのは確か。で、じゃぁ、”やっぱりコンテンツが第一だ”とクライアントをもちあげてコンサルする業者さんもいらっしゃるでしょうけど、コトはそうカンタンじゃないかと。

コンテンツが第一はさることながら、むしろ端末が多様化する分、それぞれのコンテンツをどのチャンネルに流すかが問題。Wiiでネットにアクセスしているユーザーにはテレビ画面とコントロールを想定したUIが必要だろうし、長々と閲覧しないだろう。そんなユーザーにDSにマッチするようなコンテンツを流してもムダ。

携帯,PC,ゲーム機,モバイルゲーム機,iPod系,PDA系とそれぞれの端末に特化したサイトづくりとコンテンツを深めるか、あるいはユニバーサルなサイトでいくか。

オモシロイ。インターネットの明治維新夜明け前。