最も嫌われる広告テクニック

一昔前に流行して、今でも一部の業界で使われているポップアップ広告。最新のブラウザでは、ポップアップを事前に遮断する機能が搭載されているため、以前よりは見ることは少なくなったのではないでしょうか?みなさんは、ポップアップ広告に出くわしたら、どう思いますか?

広告主自身は、それを受け入れるサイトがある限り、これら嫌気がさすデザインテクニックを使い続けようと、誘惑されるかもしれない。結局のところ、そのような広告は一般的に、より高いクリック率をもたらしてくれるのだ。しかしクリック率だけが、目的ではないはずだ。紛らわしい広告を、騙されてクリックしたユーザたちは、クリック率を上げてくれるかもしれないが、料金を払ってくれる顧客になってくれることは少ない。そして何より、顧客たちを敵に回し、ネット上の最悪のクズたちと関連付けられたテクニックを使った場合、ブランドイメージが明らかな悪影響を受けるのだ。

via: Alertbox: 最も嫌われる広告テクニック(2004年12月6日)

記事には、「最も嫌われる広告テクニック」のうち、11項目を掲載しています。その中で第1位だったのが、冒頭のポップアップ広告です。

ただ一方で、広告というものはユーザーの好き嫌いにかかわらず、「目立てばいい」という要素も含まれます。例えば、ディスカウント業態の通販サイトやアダルトサイトなどは、その一例でしょう。

「少しでも目を引いてクリックしてくれれば、それでよい」という割り切り方ですね。

紹介先サイトのコンセプトである「ユーザビリティ」と「デザイン」の関係は、とても難しい問題だと思います。A.ノーマンが「ニールセンの言うとおりにサイトを作成すれば、ユーザービリティには優れている。でも売れないのだ」と言うのも一理あります。

実際、操作性が良いとはいえなくても人気があるサイトはいくらでもあります。すでに「ブランド化」されている企業サイトやネット上だけで「ブランド化」されているサイトなどです。

話がそれてしまいました。紹介先には、ほかにも

  • 「読み込みが遅いもの」
  • 「閉じるボタンがない」
  • 「自動的に音楽がなる」

などが掲載されています。また反対に、どのような広告が良いのかも参考程度に紹介されています。

みなさんのサイトは、いかがでしょうか?サイト上でどのような広告を掲載していますか?