JIC: インターネット検索定期リサーチ:2005年5月9日——使い分ける検索サイト、ユーザーの半数が「2個」
調査対象は、全国の10代~50代のインターネットユーザー300人。男女比率は男性:46.0%、女性:54.0%。年齢層分布は 10代:5.0%、20代:24.3%、30代:38.7%、40代:24.3%、50代:7.7%。
インターネットで情報を検索する場合、使い分ける検索ポータルサイトは、「2個」が最多という結果です。無料版の調査結果では、検索ポータルサイト名が掲載されていませんので、どのエンジンかまではわかりませんが、おおよそ、Yahoo!Japan、Google、MSNあたりではないでしょうか。
検索結果として表示された内容を、平均何ページまで見ていくか質問したところ、最多だったのは「3ページ以内」で33.3%(100人)。その他「5ページ以上」(33.0%、99人)、「2ページ以内」(24.3%、73人)、「1ページ以内」はわずかに3.0%だった(9人)。
訪問者数を増加させるポイントに、検索結果の3ページ以内に表示されることが目標にあがってきそうですね。この場合、「何の情報(=目的)に対する検索結果」かまでは、わかりませんので、情報のジャンルによっては、もう少し変動するかもしれません。
例えば、ショッピング関連であれば、もう少し3ページ以内が2ページになるかもしれませんし、専門分野であれば、4,5ページとなる場合も考えられます。
個人的には、この二つの結果よりも、「検索ポータルサイトを使う時の検索方法は」の調査結果を見て、Webサイトの広告について考えさせられました。この質問について8割の人が、「検索サイトを開いて検索する」と回答されたそうです。
最近、JWordをはじめメーカー製PCとタイアップしてはじめからインストールされている検索用ツールがあります。しかし、これらのツールを使った検索の利用者は、まだ、あまり期待できないようです。また、検索結果に表示される広告についても、『否定的意見が肯定的意見を大きく上回る結果』となっているようです。
母集団が少ないデータですので、結果を鵜呑みしてしまうのは早計ですが、今後もWebサイトの広告は、サイト運営者にとって、悩みのタネになりそうな感じです。